天竜王ドラグヘイヴン
てんりゅうおうどらぐへいゔん
※この記事にはネタバレが含まれます。
『見物しようではないか。王国の……人界の存亡を賭けた戦いを』
『そして、いずれ来る戦いの前哨戦をな』
モンスターの頂点に君臨する3体の竜、天地海の『三大竜王』の一角。
UBMとしてのランクはイレギュラー。
アルター王国北部とドライフ皇国南部の国境地帯に広がる境界山脈。
天竜種が住まうこの山脈最大の山、<天蓋山>を根城にしている。
いつから生きているのかは不明。少なくとも先々期文明時代以前から活動しており、その時点で既にイレギュラーの領域に至っていた。
後述の性質故に生死を超越した視野を持ち、国家や大陸の存亡どころか自らを含めた生物の盛衰すら遊戯として楽しみ、未来における戦いを盛り上げる駒となる存在には目をかける。
身も蓋もない言い方をすれば『面白い展開になるならなんでもよい』スタンス。
実子が倒されても冷静に状況を分析する等「死」に対して頓着しない。
その一方子供達の言葉を無碍にしないだけの情は持ち合わせているが、管理AI達から『絶対にマスターを入れるな』と厳命されている「時竜王霊廟」(ドラグへイヴンの妻の墓にして最も特殊な自然発生型ダンジョン、おそらく精神と時の部屋の様な場所)に、『ティアンを入れるな』とは言われてないのをいいことに息子がどうにかして助けたいと想うティアンの少年を勝手に拉致する等突拍子も無い事をしでかす。
現在は管理AIとの契約で条件が揃わなければ天蓋山から降りれない。
ゼクス・ヴュルフェルとは友人。
彼がアルター王国で極刑となる『天蓋山への侵入』を目的に侵入し、第一子である神話級UBM【輝竜王 ドラグフレア】と戦闘していたところ、
「自分達UBMを倒す事までは罪に問われない」事を説明した途端に戦闘を止めた事で大いに気に入り友人となる。
グローリアの両親を間引いた張本人であり恨まれている。
遥か太古より生きては死に続ける生死物。
死んだ状態ですら彼にとっては「正常な状態」で、管理AIすなわち無限エンブリオに敗北しても何事も無かったかの様に存在する、殺す事も封じる事も不可能な『不滅』の竜。
特典武具の様に魂が完全に消滅していなければ完全な死者蘇生を可能とし、アンデッド生成能力で各地に分身である霊体を飛ばして大陸中の出来事を把握している。
飛行速度はそこまででもないが移動速度はやばいとのこと。
攻撃性能はそこまでのようで、仮にグローリアと戦った場合千日手となり、決着までの間に大陸が静かになるらしい。
- 《ヘヴンズ・リザレクション》:アクティブスキル
ドラグヘイヴンの固有スキル。
蘇生可能時間を過ぎて肉体が光の塵になった生物を、魂さえ残っていれば完全な無からも蘇生させる。
対象がドラグヘイヴンより離れた場所で死亡していても蘇生可能。
ただし元がUBMの場合リソースの減少で通常のモンスターに降格し、特典武具になる等して魂ごとリソースに変換されている場合蘇生不可能。