概要
モンスターの頂点に君臨する3体の竜、天地海の三大竜王の一角。
世界最古にして世界最大、そして三大竜王最強の存在。
イレギュラーのUBMでもある。
全長200キロメートルという巨体を持つ世界最大のモンスター。
その肉体は透き通った液体で構成されているが、サイズが大きすぎて光が内部まで届かず黒く見える。
性別は無性で、他の二体と異なり実子はいない。
常に四海を特定のコースで遊泳しており、その進路上に存在する全てを容赦なく破壊する災厄の様な存在。
海に生息する強力なモンスターも【海竜王】のコースを避けて生息しているなど、もはや四海の環境そのもの。
遭遇したグランバロア所属の船団やマスターが何度か討伐を試みているが、全てを鎧袖一触で粉砕しており、その危険性から勝手にちょっかいをかけると指名手配となる。
先代管理者によってデンドロ世界において最初に創造されたモンスターであり、四海を周遊し、大陸から外に出ようとする存在を撃滅する「世界の壁」としての役割を担っている。
その生まれから実は『古龍』と呼ばれる通常のドラゴンよりも上位の存在なのだが、UBM担当のジャバウォックがそうとは知らずに認定して今に至る。
グランバロア建国にも携わっており、グランバロアの建国者である少年『バロア』が率いた船団がこの【海竜王】と何らかの契約を交わした事で、現在のグランバロアが誕生したらしい(契約による期限自体は既に切れており、国宝である契約書は現在ゼタに盗まれている)。
能力
その圧倒的な巨体による質量攻撃だけで、規格外の広域殲滅攻撃となる。
加えてファトゥムに次ぐ世界で2番目に多い最大MPを有しており、同時に海属性魔法の達人でもある。
その魔力による海属性魔法は出鱈目な出力であり、あらゆるエネルギー攻撃が無力と化す。
攻撃に回れば海属性魔法による荷電粒子砲を撃ち放ち、あらゆる存在を撃滅する。
液体の肉体は物理攻撃を無効化し、さらに周囲の水で肉体を形成するモビーディック・ツインに似た能力も持っている。
純粋な戦闘能力では無限級にも匹敵し、三大竜王最強に相応しい存在と言える。
