骸竜機インペリアル・グローリー
がいりゅうきいんぺりあるぐろーりー
『フハハハハハ‼ 今ならば、カカかつての私よりもこの体の使い方が分かるルル!』
蒼白詩篇Ⅲにて登場したUBM。
ランクは逸話級で正式名称は【骸竜機 インペリアル・グローリー】。
マジンギア屈指の高い性能を誇る【インペリアル・グローリー】にカーティス・エルドーナが発動した《マシン・ソウル》、地竜型動力炉という半永久機関を備えていたことなど様々な要因が複合した結果誕生した。
黄金の装甲に包まれた機体にグローリアを意識したデザインの頭部と、認定型のUBM故に姿は元のインペリアル・グローリーから変化はない。
《マシン・ソウル》によりカーティスの悲願である「ラインハルトの打倒」を目的とした自我を得たが、カーティスの人格そのものが宿った訳ではないため時間とともに意識は混濁し、死者の怨恨によって駆動するバケモノに等しい存在と化した。喋り方も次第にノイズが走ったものに変化している。
《マシン・ソウル》による機体強化に加えてUBM化したことで得たリソースによって機体性能は更に上がっており、神話級金属でできたホワイト・ローズの装甲に打撃でダメージを与える程にステータスが上昇している。
ただ生前のカーティスが持っていた特典武具や超人的な操縦技術は失われており、戦法はステータス任せの殴打がメイン。
加えてUBM化する前のダメージを引き継いでいるため内蔵兵器を十全に使用できない状態にあり、自身で目視するまでそれに気づけないなど不安定な性質を幾つも持ち合わせている。
逆に言えば早々に討伐しなければこうした欠点を克服する可能性を秘めていたということでもあり、放置されていればより危険度の高い存在になっていたことは想像に難くない。
- 《ミサイル・ダーツ》:アクティブスキル
左前腕部装甲の小型ミサイル発射口からミサイルを亜音速で射出する。UBM化した時点では使用不能状態にあった。
- 《ペイント・ナパーム》:アクティブスキル
テールバランサーから液体火薬を撒き散らし発火させる。
- 《ドラゴニック・バーン》:アクティブスキル
地竜型動力炉の生み出す全魔力を熱量に変換し、頭部から敵に向けて至近距離で浴びせる。
この武装のみ任意のタイミングで発動を終了できる。
ユーゴーのホワイト・ローズ、ラスカルのサードニクス、カーティスのインペリアル・グローリーの三つ巴の戦いの末、致命傷を負ったカーティスが《マシン・ソウル》を発動、カーティスの妄執が宿ったインペリアル・グローリーがUBM認定されて誕生。
ホワイト・ローズを追い詰め、邪魔をしたニアーラを叩き潰すなど猛威を振るうが、音声認識がパイロットの肉声以外でも作動する仕様を思い出したユーゴーにより意図しない形で武装を起動され、機体が炎上。起動した《ドラゴニック・バーン》を必死に抑え込もうとするもホワイト・ローズによる突撃を受け決壊、炎に包まれて消滅した。