『気に入った。今度遊んでやる』
( ꒪|勅|꒪)
当記事にはWeb版最新話のネタバレを含みます。 |
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プロフィール
通り名 | 応龍、地雷、神速、黄河四霊など |
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本名 | 王羽(ワンウィ) |
身長 | 146~400cm |
体重 | 38~???kg |
年齢 | 9(今年で10)歳 |
メインジョブ | 戸解仙(道士+僵士系統超級職) |
エンブリオ | 【星天到達 テナガアシナガ】 |
CV | 東山奈央 |
概要
黄河の決闘ランキングで二位に位置する強豪。
第三章で初登場し、アルター王国の超級であるフィガロと戦うため来訪する。
人物
容姿は額に札を貼ったキョンシーの様な姿であり、エンブリオの義手義足によって長い背丈を誇る。
また、メインジョブの影響により身体はアンデッド化している。
書籍や漫画では四メートル程の背丈であるが、アニメ版では画面に移す都合上一メートル程縮められている。
漫画版ではシルエットこそ書籍版に準じているが顔立ちが大きく異なり、書籍版では隠れていた目元が描かれ、より恐ろしげな雰囲気にアレンジされている。
普段はヒール的な言動をしているが、そういうロールプレイであり、実際には作中でもトップクラスの常識人。
リアル
本名は王羽(ワンウィ)。シンガポール在住の裕福な華僑の少女。9歳。
カシミヤと同じ神童であり、分析力・知識共に常人離れしている。
リアルより速く時が進むデンドロ世界に長い間過ごしていたためか、精神年齢も非常に高く、幼い身でありながら価値観は完全に老成した大人のもの。
魔術師系でなく道士系を選択したのも、詠唱をするのがカッコ悪いという理由である。
戦闘能力
魔法系超級職【尸解仙】と、近接戦闘に優れたエンブリオを組み合わせた個人戦闘型のビルド。
【戸解仙】は耐久型の後衛職であるが、高い攻撃力と速度を誇る近中遠に優れたエンブリオにより、
HP・攻撃面・END・AGIともに高く、あらゆる距離に対応でき、物理魔法問わず扱えると、
様々な状況に柔軟に対応可能なバランスに優れたビルドとなっている。
またエンブリオの必殺スキルにより暗殺や空間系攻撃を行えるなど、通常の物理や魔法が通じない特殊な能力を持つ相手に対する札も有している。
特に欠点もなく様々な状況に対応できる実用性に優れた構成だが、強いて言えば広域制圧型の圧倒的な数や、自身の速度域を超える相手にはパワー負けしがちなのが弱点。
ジョブ
メインジョブ | 【尸解仙】(道士+僵尸系統超級職) |
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サブジョブ | 【道士】(道士系統下級職),【僵尸】(僵尸系統下級職),【書記】(書記系統下級職) |
【尸解仙】の関連職でまとめた構成。
【書記】は符を作成する際の補助として取得している。
【尸解仙(マスター・キョンシー)】
道士+僵尸系統超級職。迅羽のメインジョブ。
道士系統と僵尸系統の混合超級職で、符による強力な火属性の超級魔法と、僵尸の特性を併せ持った耐久型魔法職。ステータスはHP・MP・ENDがよく伸びる。
「アンデッドである僵尸(キョンシー)が厳しい修業の末、仙人となった」という設定からか、アンデッドの長所はそのままに、炎や聖属性に弱いといった短所は無くなっている。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【星天到達 テナガアシナガ】 |
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TYPE | アームズ |
能力特性 | 超高速超射程攻撃 |
到達形態 | Ⅶ |
迅羽の持つ超級エンブリオ。
形状は黄金の義手義足で、先端には鋭利な爪が付いている。
超音速で伸縮することができ、どこまで伸びるのかは迅羽自身も把握していない。(数十キロを軽く越える)
爪は人体を切断する程の切れ味を持ち、腕全体の強度も非常に硬い。
武器としては古代伝説級の特典武具に匹敵する。
「硬い手足が速く伸びる」と能力はシンプルだが、シンプル故に対応しにくいエンブリオと言える。
ステータス補正はAGI(+STR)特化で、装備攻撃力補正と装備速度補正が高い。
これにより魔法職の迅羽本体も超音速のAGIを獲得しており、超音速で伸びるテナガアシナガを自由に操ることができる。
使用する装備スロットは篭手及びブーツ。
テイムモンスター
- 暴雷/【ライトニング・エレメンタル】
紅い稲妻の如き純竜級モンスター。
ライトニング・エレメンタルの攻撃性能、速度を強大化した希少種。
漫画版では狼の様な姿をしていた。
他にも何種類かのテイムモンスターを所持している。
装備・アイテム
防火服
耐熱・耐爆性能に偏重した防護服。
元々火属性を扱うため火耐性の装備は充実していたが、それを上回る熱量を用いるゼタとの戦いを教訓として用意した。
【蝉書庫 シュユェン】
逸話級特典武具。
符に限定したアイテムボックス機能を持ち、符を周囲の任意の場所に多数同時に設置できる。
迅羽は普段から隠している為あまり知られていない。
【貸借対章 ジュェスゥァン】
伝説級特典武具。
事前に設定したスキルを、クールタイムを無視して三回まで追加使用できる。
追加使用分のクールタイムは加算される為、追加三回の使用後は合計四回分のクールタイムが明けるまで使えない。
迅羽はエンブリオの必殺スキルを設定しており、ただでさえ強力な必殺スキルを4回まで連発可能。
迅羽は普段から隠している為あまり知られていない。
【応龍牙 スーリン・イー】
迅羽の切り札である短剣型の超級武具。
当初から『MPとSPを注ぎ込む程威力が上がる』事は判明していたが、それ以外の情報が不明だった。
その真髄は本来のSUBMとしての姿、【スーリン・イー】を【テナガアシナガ】と融合する形で再現する代物。
UBMの意志が残っているタイプの特典武具で、【スーリン・イー】としてはエンブリオに繋がれているのは不本意だが、自分が敗北した身なのは理解しているので大人しく従っている。
不本意であっても空を自由に飛ぶ事ができれば気にならないらしい。
- 《龍神装・雲外蒼天》:アクティブスキル
【スーリン・イー】がかつて目にしたとある龍、その《龍神装》を再現したスキル。
発動すると刀身が【テナガアシナガ】の一本と融合し、芯に生前の【スーリン・イー】を形成・顕現させ、
《龍神装》の効果である『超々音速飛翔』『圧倒的な物理攻撃力』『飛翔距離に比例した貫通効果』を限定的に再現する。
【テナガアシナガ】の特性により胴体を際限なく伸ばせ、リーチは見た目以上かつ超高速で動く上に、龍の鋭敏な嗅覚で獲物を追尾して攻撃する。
貫通力を極め概念まで昇華させたスキルである為、カルルのエンブリオさえも突破可能。
発動には1分程度の準備時間と、数百万のMPと数十万のSPを消費しなければならない。
迅羽の素のステータスでは使用不可能のため、事前にMP・SPを込めた符を作成・貯蔵する事で使用している。
そのため一度使うと符を再度作成しなくてはならず、普段使いはできない。
スキル
【ジョブ】
- 属性魔術
作成した符から放たれる属性魔法。
【尸解仙】の炎のほか、耐性を持つ相手対策にサブジョブで作った氷や風、雷など様々な属性を取り揃えている。
- 《真火真灯爆龍覇》:アクティブスキル
【尸解仙】の奥義。
予め設置した大量の【符】を消費して、巨大な火柱を発生させる超級魔法。
同じ炎魔法超級職の【炎王】の奥義と比べると単体への威力は劣っているが、攻撃範囲で勝る。
また事前に【符】にMPを込めて置くことで、発動時に消費するMP量は【炎王】の奥義よりもかなり少なくなっている。
【エンブリオ】
- 《彼方伸びし手・踏みし足(テナガ・アシナガ)》
テナガ・アシナガの必殺スキル。
座標を定めてロックオンし、指定位置に短時間テナガアシナガの手足をワープさせる。
発動時間は短く手足しか飛ばせないが、空間を越えて直接敵内部を攻撃できるため事実上防御不能であり、相手の内臓を抉り取ればほぼ必殺。
さらに座標を把握さえできれば射程もほぼ無限。
作中でも最高峰の汎用性と実用性を誇るスキルだが、座標を正確に把握しなければならないため、空間を歪ませる等して視認距離と実測距離の観測情報に齟齬がある場合は失敗する。
また対象が高速移動などをしてロックオンしきれない場合も使えない。
余談
作中では専ら「じんう」と日本語の発音で呼ばれているが、中国語での読みは「シュンユー」。
これは彼女がキャラメイクの際に名前の読みを入力せずにゲームを始めたので、中国語の読みを知らない相手からは日本語で伝わっているという裏設定がある為。そのためどちらの読みでも正解である。
エンブリオのモチーフは日本・中国に伝わる妖怪手長足長。王羽の背が大きくなりたいという思いが反映されたモチーフとなっている。