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本記事にはweb版及び書籍17巻のネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。































ーーこの身は無敵。"万丈無敵"。


ーーこの世全てが敵になろうと、私の前に敵はない。


『ラピュータ、にどめ、の、かいこう、だ』


プロフィール編集

通り名万状無敵
本名不明
年齢不明
メインジョブ【神獣狩】(狩人系統?派生超級職)
エンブリオ【不壊不朽 ネメアレオン】
初登場書籍17巻

概要編集

カルディナに所属するマスター<超級>

カルディナの国家クラン<セフィロト>の一員にして、カルディナ討伐ランキング2位。


生存特化型のマスターで、その圧倒的な防御力から"万丈無敵"の通り名を持つ。


物語の初期からその存在を示唆されていた人物の一人でもある。


人物編集

見た目はコサック帽を被り、背にボンベを背負ったシロクマ着ぐるみ

クマニーサンと同じ着ぐるみの着用者だが、戦闘ではほぼ無意味なクマニーサンと違い彼の場合はガチビルドの結果である。


口下手で語彙が少なく、一般にはハンターらしい無口な仕事人と思われている。だが心の中では至って饒舌で感情的な面も多い熱い性格。

自身に付けられた"無敵"の通り名にプライドを持っており、場外狙いで正面から自身に挑もうとしない相手に憤慨したり、負けた悔しさで身体を震わせるなど負けず嫌いな一面がある。


煮えたぎるマグマの中でのUBMとの死闘、万を超える攻撃魔法を耐え切った魔術結社壊滅戦などのさまざまな逸話から最強の耐久型として知られており、超級の中でも特に著名なマスターの一人。


かつてマスター最大の攻撃力をもつシュウとある事件で衝突したことがあり、最強の矛と盾という矛盾対決には勝利こそしたものの、重力圏外まで蹴り出されたことで星に戻れなくなり敗北を喫した。

そのためシュウとその弟のレイには対抗心を抱いている。


元は天地出身で、大陸に渡る前は西白塔家に所属していたらしい。


戦闘能力編集

基本的な戦闘スタイルはメインジョブの狩人系統を活かした遠距離からの不意打ちと罠。

しかし本領は近接戦で、無敵と評される圧倒的な防御力を盾に、毒を散布したり自身を巻き込むことも辞さない一方的な攻撃を仕掛ける。


ただし鈍足かつ攻撃手段は単純なので、AGI型や特殊な防御を持つ相手には互いに決め手がない塩試合になりがち。

無論カルルも把握しており、防御はエンブリオとアクセサリーで賄えているため、ジョブは攻撃優先で固めている。


特典武具もこの点を踏まえてアジャストしたのか攻撃的な装備が多く、

特攻態(バーストモード)と呼ぶ超攻撃特化の装備群も保有している。


ジョブ編集

メインジョブ【神獣狩】(狩人系統?派生超級職)
サブジョブ【弓武者】(武士系統派生下級職)、【強弓武者】(弓武者系統上級職)
レベル263(合計レベル763)

超級職の【神獣狩】をメインとした狩人系統が主だが、火力面を上げるため狩人系統と互換性がある弓武者系統も取っている。

レベルは第一章時点のもの。


【神獣狩(ゴッドハント)】

狩人系統?派生超級職。

近接の短剣から遠距離の弓まで幅広い武器の適性を持ち、様々な狩猟を補助するアイテムをその場で瞬時に作成するスキルや、自動HP回復スキルを持つ。

さらに極限環境に対する適応力もあり、飲食・睡眠がなくとも長時間獲物を追うこともできる。

また、ある程度なら薬品の調合も可能であり、サバイバル料理も上手くなる。


総じて狩猟に必要な能力を網羅し、長期戦に特化した万能型のジョブと言えるが、直接戦闘にはあまり向いていない。


エンブリオ編集


エンブリオ名【不壊不朽 ネメアレオン】
TYPEルール系列
能力特性装備品不壊化
到達形態

カルルの持つ超級エンブリオ。

実体がなく本人のみに影響を与えるTYPEルール系列のエンブリオ。

能力特性は装備品の不壊化。

彼の装備した装備品は破壊されることが無くなる。


これにより

  • 破壊と引き換えに致命攻撃を防ぐ【救命のブローチ】
  • 破壊と引き換えにあらゆる状態異常を防ぐ【健常のカメオ】
  • 破壊と引き換えに装備を奪われなくなる【防犯のブレスレット】

という破壊を代償に高い効果を持つアクセサリー群を不壊化することで、死なず、状態異常にならず、装備も奪われないというまさしく"無敵"に等しい状態を実現している。


上述の着ぐるみがガチビルドというのも、全身を余さず覆う着ぐるみ装備を不壊化することで着ぐるみが最硬の防護服と化すためである。

無論これは武器にも適用され、彼の放つ攻撃は武器破壊では阻止できず避けるしかない。


単機能特化型のエンブリオであるため、パッシブかつ無消費で能力を使用可能。


装備・アイテム編集

特典武具はアジャストの結果、アルベルト同様自傷も厭わない攻撃的な能力が多い。


【救命のブローチ】

【健常のカメオ】

【防犯のブレスレット】

カルルの無敵の要となるアクセサリー三点セット。

先々期文明の時代に【邪神】の無敵能力を解析して作られたという裏設定があり、これらを使い続けられるカルルは擬似的な【邪神】といっても過言ではない。


【譲竜朱 ドラグブラッド】

ガスボンベとホースの形状をした伝説級特典武具。

ホースから朱色の毒霧を噴出し、毒の威力は自身が蓄積したダメージ量に比例する。


【??? ドラグペイン】

大振りのナイフの伝説級特典武具。

自身が受けたダメージを蓄積し、相手に返すカウンター能力を持つ。


  • 《命を贖うは命のみ(ドラグペイン)》:アクティブスキル

特典武具の名を冠するスキル。

自身の被ダメージ量に応じた固定ダメージを与える。


【Q極きぐるみシリーズ ぽーらーすたー】

普段から着用しているシロクマの着ぐるみ。古代伝説級特典武具。

ノックバック無効の能力を持ち、物理的な力やスキルによる圧力、自然界の重力をも無効化することができる。

シュウとの戦いで敗北した経験から、場外に追い込まれないためのアジャストとなった。

十七巻では【Q極きぐるみシリーズ ぽーらーべあ】と誤表記されている。


【天弓召星 メテオローダー】

弓矢の古代伝説級特典武具。

一定の高度以上に打ち上げた矢を落下時に隕石に変化させるスキルを持ち、【強弓武士】のスキル《五月雨矢羽》と組み合わせることで流星群を発生させる。


捕鯨砲の特典武具

名称・ランク不明。

『銛』を自動で生成して射出する。連射可能。

銛は先端が物体に突き刺さると爆発する。


特攻態(バースト・モード):<天空捕食者>(アセンブリ・ラプター)

カルルが持つ特典武具の中でも上空での戦闘に特化した装備郡の総称。

下記の【骸燃機関】、【骨肉争乱】、【桜花相殺】の三つの装備で成り立ち、発動したが最後、自身がデスペナルティになるまで縦横無尽に対象を殲滅する。


【骸燃機関 ジャーペーティ】

ジェットパックの伝説級特典武具。

超音速飛行できる代わりに肉体を焼く自爆装備。


  • 《火葬昇天》:アクティブスキル

【ジャーペーティ】の装備スキル。

MPを燃料に変換し、上級職奥義相当の爆炎を放出しながら自身すら扱えないほどの超音速・超推進力で空中を駆ける。


毎秒100MP分の燃料を消費し、燃料が枯渇した後は毎秒50%の確率で自身の各装備部位にランダムに【炭化】状態異常を付与し、全身が【炭化】するまで飛行可能。


カルルは不壊化した【健常のカメオ】により【炭化】の状態異常にかからないため、飛行時間の制限は実質なし。


【骨肉争乱 フル・コンタクト】

籠手の伝説級特典武具。

防具や防壁を透過できるようになる代わりにSPが0に固定され、自身の装備の耐久が喪失するデメリット装備。


  • 《ノーガード・デスマッチ》:アクティブスキル

【フル・コンタクト】の装備スキル。

スキル発動中、鎧や盾など、防具に類するものを透過する。

ただし発動中は自身のSPと【フル・コンタクト】以外の防具の耐久力が0に固定される。

【フル・コンタクト】破損で機能が停止する。


カルルは自身の装備全てを不壊化しているためデメリットは実質なし。


【桜花相殺 セレッサ】

全身鎧の古代伝説級特典武具。

生物に固定ダメージを与えるが、自身は与えたダメージの2倍のダメージを受ける自爆装備。


  • 《死出の花道(セレッサ)》:アクティブスキル

特典武具の名を冠するスキル。

胸部の発光体から自身の周囲に光を展開し、光の内部に侵入した生物に対して固定ダメージを与え続けるが、同時に自身はその2倍の固定ダメージを受ける。

光は自身が死ぬまで持続し、装備を変更することもできない。


カルルは不壊化した【救命のブローチ】により反動で死なないため、発動時間に制限はなくなっているが、デスペナルティにならないとスキルを止められない。


特攻態(バーストモード):<燎原捕食者>(アセンブリ・ローカスト)

書籍17巻にてカルルが使おうとした特攻態。作中では妨害を受けたため発動には至らなかった。

作者曰く火力特化の砲撃装備とのこと。


スキル編集

ジョブ

  • 《五月雨矢羽》:アクティブスキル

【強弓武者】の奥義。

天に放った一矢を百矢に変える広範囲攻撃スキル。

矢の分裂タイミングは落下開始より早い。


上空に放った矢を隕石に変換する特典武具【メテオローダー】と組み合わせることで、上空から100の隕石を落とす。


  • 《クイック・トラップ》:アクティブスキル

【神獣狩】の固有スキル。

手持ちのアイテムからレシピ無しで瞬時に妨害用のトラップを作成できる。

海上用ならば機雷や仕掛け網なども作成可能。


  • 《???》:パッシブスキル

【神獣狩】の固有スキル。

臭いと気配を消す。


  • 《???》:パッシブスキル

【神獣狩】の固有スキル。

自動でHPを回復する。


エンブリオ

  • 《???(ネメアレオン)》:パッシブスキル

ネメアレオンの必殺スキル。

自身が装備している全ての装備品を不壊化する。

SPやMPは消費しない。


来歴編集

アルター王国ドライフ皇国の講和会議前に議長の指示で王国に向かっており、王国某所でセーブポイントを構えていたところに17巻の展開が挟まれる。


白猫クレイドル

準超級が多く集うイベント<アニバーサリー>にて新たな<超級>誕生のためのカンフル剤として超級で唯一招待を受ける。

イベントのルール上、無敵の要たる救命のブローチを装備できないという制約はあるものの、超級としての不条理な強さで敵対者を殲滅し、宿敵シュウの弟レイを標的に定める。だが強者との戦いを求める重兵衛に妨害され、戦闘を開始するも共に決め手に欠ける千日手となり、一時撤退する。


その後は残りの参加者を蹴散らして周り、レイ、アルトの二人を相手に戦闘を開始。特典武具による猛攻で二人を攻め立て、アルトが召喚したホロビマルにスキルを無力化されても一切退かず、トラップによりホロビマルを場外に追いやり撃破してみせる。

最後はシルバーの風蹄爆弾に対抗して特攻態を展開しようとしたところにジュリエットの妨害を受け失敗、爆風で場外に吹き飛ばされて敗北した。

その後はイリョウ夢路と共に王国で開催されたトーナメントに参加しようとしていた猛者たちをカルディナにスカウトする役割を担った。


蒼白詩篇Ⅴ

Web版にも本格登場。

セフィロトに新たに加わった超級、ツークンフトのエンブリオの特等席に乗車し、ラピュータに着陸、童話分隊と交戦する。

童話分隊の作戦によりラピュータから切り離され空中に放り出されるも、特攻態を起動してラピュータに再び迫る(この時、勢い余って味方側のマテルを吹き飛ばしている)。ラピュータ周辺を旋回しながらグリムズを追い詰めるが、迅羽が発動した《龍神装:雲外蒼天》の標的となり、エンブリオの不壊化すら超える龍の牙の前に敗北した。


余談編集

彼が初登場した書籍17巻はWEB版には存在しない完全新規エピソードであり、彼が登場することはサプライズとして伏せられていた。しかし、発売前の試し読み版での目次の内容から彼の登場を勘付いた読者もいた模様。


エンブリオのモチーフはギリシャ神話の怪物、ネメアの獅子。ネメアの獅子はあらゆる武器を通さない鉄壁の毛皮を持ち、装備品が壊れないという能力はこのエピソードに由来すると思われる。


装備品の不壊化というネメアレオンの能力は、装備品の性能を底上げし、必殺スキルによって自壊する代償と共に限界を超えたパワーを発揮させるフィガロのエンブリオとは真逆とも言える能力であり、奇しくも両者のエンブリオは共に獅子に関連するモチーフである。


関連タグ編集

InfiniteDendrogram セフィロト(デンドロ) 超級(デンドロ)


着ぐるみ シロクマ


シュウ・スターリング レイ・スターリング

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