概要
1869年に明治政府が掲げた開明性を主張するスローガン。
従来の士農工商という封建的身分制度の廃止を謳った。
しかし、実際には士農工商なる身分制度は江戸時代に実在した物では無い。
また明治政府は皇族・華族・士族・平民という新たな身分制度を設立したのである。
江戸時代の日本について海外の著名人の評価
「ヨーロッパにあってこの日本にないのは、科学技術だけであって、あとのすべてはヨーロッパより優っているのではないか」 カール・ツンベルク“ツェンベリー”(スウェーデン植物学者)
「彼らは皆よく肥え、身なりもよく、幸福そうである。一見したところ、富者も貧者もいない。これが恐らく人民の本当の幸福の姿というものだろう。私は時として、日本を開国して外国の影響を受けさせることが、果たしてこの人々の普遍的な幸福を増進する所以であるかどうか、疑わしくなる。私は質素と正直の黄金時代を、いずれの国におけるよりも多く日本において見出す。生命と財産の安全、全般の人々の質素と満足とは、現在の日本の顕著な姿であるように思われる」 タウンゼント・ハリス(アメリカ外交官)
由来
実は士農工商という言葉は日本の言葉ではなく、元々は中国からの輸入語であり、士農工商の「士」とは武士では無く中国における支配階層を意味している。