ソニア・ブランシュ
そにあぶらんしゅ
概要
アストリア王国再興のために戦う「アストリアの稲妻王女」と呼ばれ恐れられる勝気で男勝りな王女にして公爵。偉ぶったところがなく誰とでも気さくに話すので国民からの人気は高い。
いわゆる姫騎士であり作中では女主人公のポジションを務める。このためストーリーでは活躍する機会が多い。しかしそこは女性なので、ヒロインらしくピンチになったりする場面も少なくない。
騎士団内でも人気はあり、彼女と話したいがために報告をわざわざローテーションにしているほど。
竜奏騎士たちが煌竜イルバーンを助け出すところから物語がスタートする。
王家には代々伝わっている竜刃武器があるが、彼女はまだそれを使いこなすことができず、それ故に父王アルベールやキリカ・トワ・アルマに対して劣等感を抱いていた。
なお、ソニアはゲーム版とノベライズ版では性格がかなり異なる。
劇中では国民たちから「美少女」扱いされており、ノベライズ版においてもアグナムからキリカとともに美人として扱われている。
なお、シリーズの恒例として好感度を上げることでラストバトル後にエンディングを迎えることも可能となっている。またクリア後の後日談をプレイすることで追加ストーリーを楽しむことが可能。
物語開始直後のチュートリアルで最初に操作することになる。その短いスカートからとりあえず壁に向かって走ったプレイヤーは多いはず。
性格
気が強く直情的。しかし決して怒りっぽいわけではなく、相手を思いやる心を持った優しい少女である。序盤で一度だけ自分の意思をはっきりさせないユーマを怒鳴りつけたことがあったが、アルベールに窘められてからはそういう面もなくなった。その気の強さゆえにユーマをグイグイ引っ張っていく道しるべでもある。ユーマが煌竜の力を暴走させかけた時は優しく語り掛けることで正気を取り戻させており、これを見たキリカにも大きく影響を与えた。
一方、ノベライズ版ではプライドが高く、感情のままに要望を押し通そうとするお転婆として描かれている。アルベールが負傷した時には王家の女性が使っていた騎士鎧を身に着けて脅迫同然に騎士勲章を賜ったり、エルラント王国からの使者としてやってきたキリカの揚げ足をとって罵倒し怒らせてしまっている。後者に関しては「協力してもらう立場」であることからの反発であり、以後もキリカと張り合って戦線にも悪影響を与えてしまった(お互いのコンビネーションが最悪過ぎて泥沼化した)。このためアルベールは、うみねこ亭に二人を住まわせ相互理解を深めるという案を出すこととなった。
性能
主人公とは対照に攻撃力が低めで防御力が強化されている。通常攻撃は手数が多く、フォースの発動も早いので隙の少ない立ち回りができる。敵を引き付けたり、防御力を上げる自己強化スキルを持つ。
また4章をクリアすると竜奏騎士として覚醒し、B.A.N.D発動中(センター時)のみコスチュームがドレスに変化してステータスが上昇する。
などなど扱いはユーマに引けを取らない。
が、しかし、NPCとして連れているとボス戦で割とあっさり死ぬ。しかもレベルが上がるにつれ、他のメンバーと比べて火力不足が目立つようになる。この辺りは手数とスピードタイプにありがちな性能である。
……と、一見すると中途半端な能力のように思えるが、スキルを揃えてから操作キャラとして使用すると破格の性能を発揮する。
基本戦術はブレイクアタック連発と雷系フォース(魔法)。
アタッカーとして運用するなら、チューニングは進撃の雄叫、スキルは雷撃強化、空竜の魂、フェンサー、オーバーブレイクなどがお勧め。
というのもソニアの雷フォースは麻痺によって敵の動きを封じることができ、更にブレイクアタックによって大型からボスまで強引にBREAK状態に追い込むことができる(「進撃の雄叫」と相性が非常にいい)。
高い攻撃力を持つユーマとは違い、敵の動きを封じて有利展開を維持するというのがソニアの強み。
最終必殺技の「オーラブレイド」も即発動する上に確定で敵をのけぞらせるので使い勝手が良い(MP消費はまた別の話)。
「女主人公」というだけあって操作キャラにすることで真価を発揮するタイプなのだ。
BLADE ARCUS Rebellion from Shining
格闘ゲーム『ブレードアークス フロム シャイニング』にユーマたちを差し置いて単独参戦。ストーリーは未実装のため単線モードの身使用可能。後に発売された『BLADE ARCUS Rebellion from Shining』にてストーリーが実装されユーマたちも参戦となった。
『竜の残響』の力を回収するべく異世界へと姿を消したユーマ。彼を追いたいと考えるソニアだが、今は王女としての激務に追われる日々を過ごしていた。そんな中、消滅したはずのゼスト・グレアムの姿を目撃。ソニアは決着をつけるべくアルフヘイムを離れ、異世界エンディアスへと渡った。
ゼストから「ユーマを追ってきたのか、それともオレを倒すために来たのか」と問われ、ソニアは両方をまっとうするためにやってきたと突き返す。そして『本当の強さ』を胸にゼストを破り勝利。アルフヘイムに戻った後、少し遅れて帰って来たユーマを出迎えるのだった。
付属のドラマCDでは、ユーマのために料理を習い始めたことを明かしている。「意中の相手を射止めるには、まず胃袋を掴むこと」とアルベールに教わったからだった。そのことをユーマに話したが、彼はその話の意図などまったく気づいていなかった。怒ったソニアは「鈍感!」と叫んでしまうのだった。
ユーザー人気
2019年現在、『リフレイン』において最もトロフィー獲得率が高いのがソニアとなっている。このトロフィーは彼女とのエンディングを見ることで獲得される。