概要
あるダンジョンのトラップでフランとはぐれてしまった師匠が、彼女の探索のために所持していた召喚スキルを使って呼び出した狼の魔獣。性別はオス。
召喚当初は「オニキスウルフ」という牛サイズの黒い狼だったが、慌てた師匠が魔力をこめすぎて召喚したため暴走しかかってしまい、暴走を鎮めるために「名付け」という契約を施すことでさらに二回りほど大きい「ダークネスウルフ」というレア魔獣に進化した。
名前の由来は、漆黒の毛並から「漆」を連想したから。
フラン救出後、正式にフラン(と師匠)の従魔(冒険者が使役する魔獣)となる。
大型犬サイズまで体を小さくすることができ、普段はこの姿か、スキルの力でフランの影の中に入っている。
言葉こそ喋れないが非常に頭がよく感情表現も豊か。段々と言動(?)が犬っぽくなっている節がある。
師匠のカレーが好物だが、やや甘口が好みなフランとは逆に激辛が好み。
多彩なスキルと魔法を操るため、単純な戦闘行為はもちろん、影に潜んでの偵察や奇襲、フランを背にのせて空中を歩行したり、乗騎として目的地までの移動手段として活躍したりと、様々な場面で師匠とフランをサポートする。
その一方で、元々がサポート向けな種族であるため、物語が進むにつれ、次第に激化していく戦いについていけなくなりだしており、内心では焦りを抱えるようになる。