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Su-25の編集履歴

2012-02-28 18:58:09 バージョン

Su-25

すーどゔぁーっつぁちぴゃーち

ソビエト、スホーイの開発した対地攻撃機。Il-2やアメリカのA-10と同じような目的で作られ、もちろん装甲版を仕込んでいる。

非公式愛称はグラーチュ(ミヤマガラス)。

NATOコードネームはフロッグフット。


概要

アメリカA-10のような機体の必要性を感じたソビエトが開発した攻撃機

もとより音速を超えないような設計であり、主翼も直線に近い。

なお、A-10よりも小型だが、最大速度はこちらが上である。(最大950km/h)


広い主翼には多くのハードポイントがあり、A-10に同じく多くの兵器を吊架できる。

機銃は30㎜機銃だが、A-10に比べると弾数は少ない。(総弾数250発)


コクピットはチタンの装甲で守られており、これもA-10と同様である。

エンジンは内蔵燃料タンクを覆うように配置されているが、こちらは装甲されていない。

アフガン侵攻では片方のエンジンに被弾し、

その破片が胴体(と燃料タンク)を貫通してもう片方のエンジンを破壊する事が多発したという。

対策としてエンジン間にチタン装甲が追加され、以来撃墜される事は無くなったと言われている。


Su-25はトビリシ(現グルジア)で生産されていたが、

独立後もそのまま生産が続けられる事になっている。

皮肉にもグルジア独立紛争ではロシアグルジア両軍がSu-25を投入し、

お互いに空爆し合った。もちろん、誤射も多発している。


Su-25は現在でもロシアの主力攻撃機の一つであり、今後も運用が続くようだ。

特色としては『小型で小回りもきく事』であるが、

これは『A-10よりも搭載量や航続距離で劣る』という事でもある。

結局「どちらを重視するか」という点についてはそれぞれの軍の重点項目によるものであり、

どちらかが優秀であるとは言い難い。


A-10と競争したYA-9はSu-25にそっくりだが、YA-9の方が先に開発された。


ソビエトはチタン装甲の元祖

チタンは地殻付近で鉄の次に埋蔵量が多い金属であるが、

鉱脈になりにくく、加工も難しいので(比較的)最近まで利用されなかった。

また、冷戦期のチタン鉱脈の殆どは共産圏であったので、ソビエトは積極的に利用した。

加工のし難い金属であった為、軽さを生かして装甲に活用されている。

(装甲版なら「板切れ」でも利用できるため)

ここで蓄積されたノウハウはソ連崩壊の際に流出し、

現在では世界中でチタンを利用できるようになっている。

ちなみに、冷戦中にアメリカはダミー企業を介してソビエトから輸入し、軍事用に利用している。

(例:SR-71の部品など)

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