概要
物語開始時にカズマとアクアが降り立った場所で、物語の主な舞台。
原作では街の全貌など詳しく書かれたイラストはないが、アニメではネルトリンゲンのような円形の城塞に囲まれた外観で、街中を川が横切っている。
城塞隅に森林も多く、カズマ達が住む屋敷もこの中にあると思われる。
地理的に魔王の城から最も遠く周囲のモンスターも弱い、駆け出し冒険者達にうってつけの街である。
…が、魔王軍幹部が近辺を根城にするわ、機動要塞デストロイヤーが来るわ、アルダープを始めとする悪徳貴族が次々と問題を起こすわと災難に事欠かず、物語終盤近くでは幹部を何人も討伐してきたカズマ達が拠点にしているという事で、魔王軍にとっての最重要攻略拠点とされてしまった。
なお、前述のトラブルの幾つかはアクアが遠因だったりするが、外伝ではアクアに関係なく騒動に巻き込まれている。
終盤、魔王軍との決戦のため街中の冒険者を招集したところ、駆け出しどころか凄腕の冒険者が続々と集まった訳だが、何故彼等が未だに街に留まっていたのかというと「サキュバスの店があるから」だという。
国教のエリス教の女神エリス様と、マイナー宗教ではあるが(というかこの世界一はた迷惑な宗教)アクシズ教の女神アクア様が降臨した為、宗教関係から見ても凄い街になりつつある(エリス教からは聖地扱いされている)。
ネタ
…と『このすば』だけなら特に問題がないのだが、他作品でも外見がアクセルの街ほぼそのままの都市がしばしば登場し、アニメスタッフのやる気(のなさ)を示すバロメーターや、「テンプレ城塞都市」扱いされている。
『賢者の孫』や『異世界チート魔術師』、『俺だけ入れる隠しダンジョン』と一部分レイアウトが変わっていたり、町の俯瞰角度が違っているもののデザインのひねりが無い事から、これらの作品そのものの評価も相まって揶揄される事が多い(『賢者の孫』は出てくる貴族の屋敷が垣根も含めて、どれもカズマの屋敷の色違いだったりする。美術監督が『このすば』と同じ三宅昌和が担当しているというのもあるのだろうが)。
一部では、『盾の勇者の成り上がり』でもこの街が出ているというガセネタが出回ったりしているが、メルロマルク王国の王都が円形をしているだけで外見は全く似ていないし、アクセルと外見が同じ街は存在しない。
作者が同じ『旗揚!けものみち』でも、舞台となる自由都市クラスタがアクセルの街と似た様な外見だが、これは作者が同じ事から来るセルフパロディと思われる。