南泉一文字(刀剣乱舞)
なんせんいちもんじ
刀については→ 南泉一文字 を参照。
プロフィール
「本当のオレは、背が高くて泣く子も黙る恐るべき刀剣男士のはず。それが……なんでこんなことになってんだぁ。……呪いだ! 猫の呪いだ……にゃー! ……ごろごろ」
福岡一文字派作、大磨上無銘の打刀。
触れた猫が真っ二つに斬れたという逸話と、故事『南泉斬猫』を掛けてこの名がついたとされる。
本来であれば、自分はもっと背が高く泣く子も黙る恐るべき刀剣男士のはず……全ては猫の呪いのせい。と主張する。
概要
ニトロプラスがシナリオ・キャラクターデザインを手掛ける、DMM.comで配信のブラウザゲーム『刀剣乱舞』に登場する刀剣男士。
2018年4月23日に公式Twitterにて正式に発表、翌日からのイベント「江戸城潜入調査」で実装された。
性能
打刀内では機動が2番目に高く、統率が最下位。
初期値・最大値ともに合計値が山姥切長義・山姥切国広と同じで、このステータス配分はランクアップ前後でも一致している。
山姥切長義と比較した場合、必殺が+2、機動・衝力が+1、生存・隠蔽が同値、打撃・偵察が-1、統率が-2である。
山姥切国広と比較した場合、生存・機動・必殺が+2、衝力が+1、隠蔽が同値、打撃が-1、偵察が-2、統率が-4である。
極は未実装。
キャラクター像
猫の瞳ような「縦長の瞳孔」の目が特徴的な刀剣男士。
髪は毛先が白っぽい金髪のくせっ毛。黒地に金色の文様のシャツを着ているが、この柄は本体の拵の柄と同じである。
シャツのボタンは3つ目しか留めてないため、胸元と腹がはだけている。首元には猫を意識したような首輪(チョーカー)をしているが、金具部分は鈴ではないため注意。
腰には赤い布、腰で穿いた白いスラックスなど、なんとなく着こなしがヤンキー風である。
内番服は白またはグレーのフード付きジャージの上下、インナーは白黒茶の斑模様のノースリーブシャツ。足はサンダルをつっかけている。
クールで落ち着いた性格の青年……のように見えて、実は「猫の呪い」なるものをその身に受けた不幸な刀剣男士。
その影響は中々の物で、ログイン時の「刀剣乱舞、始まる……っ、にゃ!」を始め、台詞の九割に「にゃ」という猫の鳴き声のようなものが入っている。しかもリアル寄りの鳴き声のため、可愛さより獣っぽさが勝っている。
また、嗜好なども完全に猫寄りのものになっているらしく、装備品である刀装(丸くて小さい?)を前にうずうずしたり、畑の土に寝転がったりなど、非常に猫らしい行動を取る。
本人は一生懸命「猫の呪いだー!」「本当のオレは、背が高くて泣く子も黙る恐るべき刀剣男士のはず」と訴えており、かなり不本意そう。
しかし、後記の回想から察するに、元々はクールで皮肉を言う一面も持つ性格のようだ。身長に関しても本人は更なる高身長を望んでいるようだが、174㎝はそこまで低いというわけではない。黙れば……というより「にゃ」さえ言わなければ至って普通の青年である。
因みに、「猫の呪い」の猫とは、南泉が足利将軍家に所蔵されていた時代、刀工に研ぎに出した時に壁に立て掛けてあった所を触れ、真っ二つになってしまった猫のことを指しているものと思われる。逸話から南泉の凄まじい斬れ味が窺える。
「個性の殴り合い」と呼ばれる打刀の中でもかなりのネタ枠と考えられているが、ぶっちゃけ本当に猫の呪いであった場合、「自分がかつて殺してしまった獣が自身を呪い、それ故に自分の行動や思考が段々とその獣に近付いていく」「自分に明らかに人ならざるものが取り憑いている」といった解釈となるため、かなりのホラー案件である。
しかも長期放置ボイス曰く、この呪い、審神者がいないと進行するらしい。
また、顕現時及び刀帳において唯一自分の名前を名乗らない刀剣男士であり、もしかしたら本人ではないのかも……? ヒエッ。 (ただし、刀帳に登録された名前をフルで名乗っていない というだけならば他にも存在はする(例 山姥切長義の顕現セリフ))
……といった具合に、呪いに関しては不明点が多い。
山姥切国広と共に出陣すると、回想其の54が発生する。常にボロ布を被っている山姥切国広を見て、最初は「呪い仲間さん」と勘違いしたが、山姥切の発言を受けて「呪いよりも厄介そう」という言葉を零している。
また、山姥切長義と共に出陣すると、回想其の55が発生する。開幕早々「猫殺しくん」と呼びかけてきた山姥切長義に対して、南泉は「お前には会いたくなかった」と発言する。どうやら南泉に対して「斬ったものの格の違い」(猫と山姥)を主張する長義の性格に南泉が難色を示しているようだ。最後は嫌味の応酬になっており、彼とは腐れ縁的関係であることが窺える。
同派である山鳥毛と共に出陣すると、回想其の78が発生する。山鳥毛を「お頭」と呼び、まるで上幹部に会った若頭の如く姿勢を正し、一文字一家の一振りとして相応の振る舞いを心掛けるよう忠告を受けた。