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隼(アルバート・リー)の編集履歴

2022-06-05 21:38:56 バージョン

隼(アルバート・リー)

はやぶさ

隼(アルバート・リー)とは漫画ケンガンオメガに登場する架空のキャラクターである。

  忍  


概要

ケンガンオメガ」の登場人物で、裏格闘技団体『煉獄』が抱えるA級闘士の一人。

本名はアルバート・リー。出身はシンガポール。マジシャンであり、壊し屋であり、煉獄A級闘士であり、自称忍者という奇妙な背景を持つ男。


合理的なものを好む傾向にあり、マジシャンであれば種や仕掛けが必ず存在する点を好ましく思い、壊し屋に関しては特技を生かすことができ、尚且つ殺しよりもリスクが低い点を好ましく思っている。どちらも根底には合理的かどうか、という判断基準が存在しており、裏格闘技に関しても壊し屋としての仕事の三倍以上の報酬が見込めることに加え、体重制を導入していたことから安全と稼ぎの両立ができていたことから合理的と判断し、スカウトを受けている。


しかしロマンチストな側面があり、心の奥底では合理性を跳び越えたものへの憧れがあったのか、仕合前の時間つぶしとして入った映画館にてとある忍者映画と出会った結果、見事なほどに沼に嵌る。見事な即堕ちでした。

それ以降、忍者刀、手裏剣、巻物等の忍者グッズは勿論、漫画や部屋に至るまで忍者尽くしの生活となった。


そして忍者への憧れはただの憧れで留まらず、マジシャンとして、壊し屋として、これまで培った経験を活かした隼流忍法を確立させる。


当時中国の裏格闘技団体『英雄故事』に所属していた彼だが、その噂を聞きつけた豊田出光が自らスカウトに赴き交渉を経た結果、日本であれば本物の忍者に会えるとして煉獄への移籍を決断する。


活躍

初登場は3巻。豊田と共に二徳と幽崎の仕合観戦に赴く。仕合後、幽崎が成り代わりである可能性を抱いた豊田に、彼の経歴について探るよう依頼される。


次の登場は6巻。対抗戦に参加するメンバーと共に登場。対抗戦開始後は第二仕合から出場。理人と対決する。


序盤はミスディレクションを用い仕合を有利に運ぶが、多用が仇となりすぐにタネを見破られてしまったものの、今度は攻撃のタイミングをずらす忍法肩透かしとミスディレクションを織り交ぜ、一方的に理人を攻め続ける。

しかし反撃の一手として、あえて顎以外の部位を完全にガードした理人に対し、理人に対する慢心故かそのまま顎を狙うという愚策を犯してしまう。結果、レイザーズエッジによるカウンターを受け、大胸筋が破裂。凄まじい出血を負い、一撃で戦況が変えられてしまう。

その後も一進一退の攻防を繰り広げるが、何度も蹴りを入れたことで以前より足にしみ込ませていた毒が理人の身体に浸透し、肉体の自由を僅かながら奪うことに成功する。

毒の効果が現れたことで勝ちを確信したが、あまりにも出血が多いためか精細さを欠いた動きとなり、再びレーザーズエッジを受けてしまう。隙を縫い、理人の首に蹴りを打ち込んだことでダウンを取ったが、負傷が増えようと数カウントで立ち上がる理人のあまりの非合理さに怯え、焦りを隠しきれずミスディレクションを仕掛けたところ、指を潰され、次点の技も潰され地面に引き倒されるが、止めを刺されかけた瞬間に理人の脚を払い、毒の効果も相まって寝技に持ち込むことに成功。

更なる毒を打ちこむことで理人の意識は混濁。首を絞め続け、理人が意識を失ったことで薄氷ながらも勝利を得た。


理人に対し、忍者に次ぐ衝撃と言う賛辞と共に彼に2度目の勝利は不可能と察した彼は、己の殻を打ち破るべく満身創痍の身で黒木に挑む不合理で立ち向かう。

結果は当然の如く一蹴されたものの、黒木は命を懸けて挑むに値しないと共に若い身で死に急ぐなと再起可能な様に慈悲をもって倒された。

その後は医務室で黒木を師と勝手に呼んでいる。



使用武術

壊し屋をやっていただけに猛禽類を思わせる抉り、破壊することに特化した手足が特徴で、それを下記の忍術で活かして細かく傷付けて翻弄していく。


隼流忍法

マジシャンとして、壊し屋として培った技術の複合。派手な演出やパフォーマンス、動作で相手の注意を逸らし、攻撃に繋げるミスディレクションや攻撃をタイミングをずらし強制的に「虚」を突く忍法肩透かしなど、これまでの経験を活かして作り上げた独自の忍法となっている。

その土台は初見殺しに近く、ミスディレクションは初見ならまだしも慣れが生じると見破られやすくなり、肩透かしは過度に使用すればある程度の猛者を相手した場合逆手に取られてしまう他、隼自身の攻撃力も理人曰く皮膚に刺さる程度の威力であり速攻で勝負を決められないといった欠点も存在する。しかし、相手が見抜けなければ何度でも引っ掛かるので、決して慣れれば何とかなるような類とは言い切れず油断ならない。

また、対処が困難な空中殺法で叩き落されるまで一度も地に足を着けずに攻撃を続けており、飽くまで理人が驚異的なタフネスだっただけで、その破壊に適した足と爪で後頭部を抉る攻撃を打ち込むなど、その技巧自体は高水準に値する。


隼の賛否について

カーロス・メデルに引き続き、賛否の分かれる仕合となった。

魅力は十分あったのだが、終盤で使用した毒に対する感想を中心に賛否が分かれている模様。忍者である以上、毒を使うのでは?と予想していた読者も多かったが、その手のキャラクターとしては「メディスンマン」蕪木浩二、「解剖魔」英はじめという存在が既にいたことが足枷となってしまった。

蕪木の場合は仕合前から「そういうキャラクター」として描写されており、英の場合は毒の発現が仕合後、つまり仕合そのものに影響を与えることがなかったが、隼の場合はどちらにも寄り切れていなかったことが問題となった。


加えて煉獄ルールの存在も枷となっており、拳願会が蕪木の毒や英の骨剣を反則行為として咎めなかった理由には「拳願会の発足理由」「商人としての恥」などが深く関わっており、反則を行うに当たって相応の説得力が存在したものの、煉獄の場合はそのような背景はなく、反則行為が発覚すれば仕合が中断されるというルールになっている。

つまり毒についてはバレなければ反則ではない程度のカバーしかされておらず、加えて完全に毒が決まり手となってしまい、隼自身も紙一重と言っていたように毒無しなら理人が勝利を収めていた可能性も高く、毒の存在が隼の実力にも影響を与えてしまっている。


しかし、彼の努力自体は否定できない。毒手は完成までの相応の苦痛を伴うものであり、その努力自体は否定できない。また毒の効果も微々たるものであり、幾度も撃ち込まなければ効果を発揮しないなど、そもそもの実力がなければ意味のないものとなってはいる。

そのうえ、毒の使用も見方を変えればバレないために即効性を落とす代わりに気付かにくい工夫として見れば、その点では蕪木より巧妙である。

加えて本人も自身の戦術について思うところがあるのか、次に理人と立ち会えば確実に自分が敗北するとも語っており、それを避ける為には「殻」を破らなければならないと自覚もしている。

非常に扱いの難しい毒の存在。これの描写に問題があったからこそ、この賛否が生まれた可能性は否めない。


そして当然ながら、隼の戦法について肯定的な意見があるということを忘れてはならない。

キャラクターへの意見は兎も角、彼を応援する読者への非難、感性の否定などは決して行わないよう気をつけていただきたい。


余談

作者曰く「「羅亡」とは造語で、隼の名前と組み合わせると鳥取県にある会社名の綴り」だが、Google先生で「らぼうはやぶさ・鳥取」と検索すると隼labと引っかかる。元ネタはここである可能性が高い。


関連タグ

ケンガンオメガ  忍者

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