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大東亜共和国の編集履歴

2022-06-10 14:18:06 バージョン

大東亜共和国

だいとうあきょうわこく

小説「バトルロワイアル」に登場する架空の国。

概要

小説「バトルロワイアル」に登場する架空の全体主義国家。

東洋に浮かぶ島国。

実在の日本に非常に似ており、実際香川県などの日本の地名が出てくる。


極めて厳粛な軍事国家でアメリカを敵性認定しており、政府や軍による言論統制や人権蹂躙などは日常的に行われている。

本作で主人公たちが巻き込まれる殺人ゲーム「プログラム」(詳しくはバトルロワイアルを参照)も、その一つである。

一方で、GDPなどは高く経済大国でもある。


政治の頂点に立つのは「総統」と呼ばれる役職の人間であり、表向きには主人公たちの時代で325代目と言われているが、実際には12代目で、それ以前は政府によって捏造された偽りの歴史である。

「総統」自体は、テレビ放送などで一般市民も姿を見ることができるが、そもそも「総統」という人物さえ存在しないとも言われている。


その厳しい政治体制から、一部の国民からの反発も大きく、本作主要人物の一人・三村信史の叔父も反政府活動の果てに命を落としている。


映画版

実写映画版では架空の国ではなく、現代日本が舞台となっており、登場する軍人の所属も自衛隊になっている(さすがに映画の内容から、現実の自衛隊の協力を得ることはできなかったが)。

原作の「プログラム」に相当する「新世紀教育改革法(通称「BR法」)」の目的も、校内暴力・少年犯罪の激化をきっかけに、「死」を利用して、大人の威厳を取り戻すことである。

さらに、ゲーム開始前と終了後にはマスコミが現場に押し寄せ、これから殺し合いをする40人と、その中から生き残った一人をモザイクなしで報道することが慣習化している。


また原作の「プログラム」では対象クラスがランダムで年間50クラスが選ばれるが、映画版では年間1クラスで、作中では教師キタノの推薦によって城岩学園中学校3年B組が選ばれたという違いがある。


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