概要
『バトルロワイアル』の登場人物。
城岩中学校 男子出席番号19番。
物語のキーパーソンの一人。
容姿
身長172cm。クラスで唯一の左利き。
切れ長の目をしたイケメン。短い髪を立てていて、左耳にピアスをしている。
性格
学業成績は良くないが切れ者で、コンピューターに知識が深い。海外から様々な情報を仕入れており、博識で中学生離れした思考をする。運動神経も抜群で、バスケットボール部の中心選手。その活躍ぶりから「ザ・サードマン」のニックネームを持つ。
ファンクラブがあるほどのモテっぷりで女性関係も派手であり、既に三人と経験済みであるが、プレイボーイであるとの噂が立ちクラス内ではそれほど支持を得ていない模様。一方でオカマキャラの月岡彰に惚れられており、三村自身は彼のことを煙たがっている。
瀬戸豊は小学生時代からの親友であり、お互いに心底信頼し合える間柄。他に七原秋也や杉村弘樹とも仲が良い。特に七原は三村を高く評価しており、再三にわたり言及していた。
前述のコンピューターの扱いやバスケットボールなどを彼に手ほどきした叔父に心酔している。その叔父は反政府活動家(映画版では新左翼)であった。既に他界しているが、その死が事故として処理されたことに疑念を持っており、国家体制への反発心は強く、プログラムでは政府への抵抗を決意する。
読者からの人気が高く、また原作者自身もお気に入りのキャラクターとして挙げている。
活躍
原作
激情に駆られた七原を諌め、表向きは政府の主張に賛同しつつ怪我人の発生を理由にプログラムの延期を申し出るなど、機転を回すも裏目に出るや怒りを押し殺し参加。
豊を助けると共に優れた頭脳とありあわせの道具で政府のコンピューターに対するハッキングを行うが、首輪の盗聴により失敗。
そこから更なる策を巡らすが飯島敬太と出会い、威嚇射撃を加えるも誤って射殺、そこから疑心暗鬼を招き豊の説得には成功するも桐山和雄と交戦、政府に対する攻撃を諦め桐山を全力で倒そうとするも力及ばず死亡。
中学生離れした文武両道の実力者、人格者ではあったが、自分自身の能力の高さに過信が有り、盗聴に気づがない、想定外のことへの対応、飯島を許しきれない等、中学生らしい未熟さが垣間見られる。
映画版
演:塚本高史
瀬戸、飯島と共に島からの脱出を画策し、叔父から貰った腹腹時計をもとに爆弾を作ったり、ハッキングによるシステムダウンを試みる。
また、原作と違い首輪に盗聴器が付いていることを早期に見抜いている。
ハッキングにより運営を混乱させ、続いて爆弾を搭載した軽トラックで分校に突撃しようとするが、タイミング悪く桐山の襲撃を受け、瀬戸と飯島が死亡。
自身も重傷を負いながらも、反撃として軽トラックで自爆。
あえなく爆死したものの、桐山の両眼を失明させ、直後に交戦する川田を助けることになった。
ちなみに、実は彼のハッキングは失敗しており、実際にシステムダウンさせたのは川田だったことが終盤で明らかになる。