概要
大阪大学卒。
1997年の第5回日本ホラー小説大賞に、処女作『バトル・ロワイアル』を応募。
中学生が孤島で殺し合うというショッキングな内容から審査員の物議を呼び、バッシングの対象となり落選した。
しかし、このことが逆に評判を高める結果となり、1999年に太田出版から発売され、ベストセラーとなった。
同作は2000年に実写映画化され、これまた大ヒットを記録した。
残酷なシーンが多いことから、作中の描写が国会討論の議題になったことは有名。
ちなみに、R-15指定のため現実の中学生のほとんどは映画館で観ることができず、家族や友達の伝手でレンタルビデオを観た人は多い。
その後の活動は『バトル・ロワイアル』関連の原作に限られ、次回作は発表していない。
2000年時点では「クリーチャーが出てくる話を考えている」とコメントしていたものの実現しておらず、事実上小説家を引退している状態である。
『バトル・ロワイアル』のコミカライズを務めた田口雅之が新作漫画『LIVES ライブス』を刊行した際には、帯にコメントを寄せている。
作品一覧
『バトル・ロワイアル』1999年
『バトル・ロワイアル 天使たちの国境』2011年 - 漫画原作。作画は大西実生子、小熊陽平
『バトル・ロワイアル ―執行者たち エンフォーサーズ―』2022年 - 漫画原作。作画は浅田有皆