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概要編集

城岩中学校 男子出席番号6番

中国地方トップクラスの財閥の御曹司でありながら、不良グループ通称『桐山ファミリー』を束ねており、周囲から畏怖を集める男。成績優秀で運動神経も抜群、芸術のセンスを持ち合わせており絵画や音楽でも並外れた才能を発揮する。その一方、幼少期の交通事故が原因で脳を損傷し、全くと言っていいほど感情を顕にしない冷徹な人物で、自身のあらゆる行動方針を他人に丸投げするほど自発的な意志を持たない虚無主義者である。


プログラム開始直後に『このゲームに乗る』と宣言し、不良グループの部下を含む四人を殺害。その積極的な姿勢でクラス1位の殺害人数を積み上げ、仲間を募って脱出を模索する七原達の前に最悪の敵として立ちはだかる。



容姿編集

知的で端正な顔立ちで、恐ろしいほどの美形。

髪型は、原作ではオールバック(沼井充の提案による)、映画版では金髪フラッパーパーマ

小説ではそれほど大柄ではないと描写されたが、田口雅之漫画版では杉村弘樹に匹敵する長身。


活躍編集

原作版/漫画版編集

政府からランダムで支給された武器は不明(漫画ではイングラムM10サブマシンガン)。プログラム開始直後、自発的な願望や価値基準を持たないゆえにコイントスでゲームに乗ることを決めた。この時もしもコイントスの結果が逆であれば、運営陣に反逆すると発言している。


無慈悲な殺人鬼と化した彼は無抵抗な相手や特筆した能力を持たないクラスメイトを次々に殺害する。一方、教本を一読しただけで空手の有段者を圧倒する、初めて触れたバイオリンで訓練を積んだ織田敏憲を凌ぐ美しい旋律を奏でるなど高い頭脳と適応能力、それを体現する身体能力を併せ持つ彼は、プログラム経験者の川田省吾や、武術の達人である杉浦弘樹など優勝候補と目される面々を相手にも互角以上の戦いを繰り広げた。特に漫画版では、死線をくぐり抜けた末に超人的な武術の境地に到達した杉浦とタイマンを張るが、数回見ただけで技を模倣し、杉浦以上の性能を発揮して見せた。


結果42人中13人を殺害。漫画版では杉村弘樹、琴弾加代子も殺害しているので15人とダントツ。彼の投げたコインが表だったら……と妄想したファンも多いはず。


最期は、七原達の前に敗れる。



映画版編集

演:安藤政信

支給武器はハリセン。主人公の七原も鍋蓋とこれまたハズレ武器を引き当てていたが、戦闘で役立ったことを加味すると、殺傷性も防御力もないハリセンはプログラム中最悪のハズレ武器だろう。

ただし戦闘能力が桁違いなのは原作と同じで、殺す過程で奪取したUZIサブマシンガンをはじめ様々な武器を扱う。


城岩中学校の生徒ではなく、プログラム開始時に政府が参加させた「転校生」。制服も城岩中のベージュのブレザーではなく黒い学ランを着用している。

原作と違い感情はある様子だが、殺す相手の口元に拡声器を押し当て断末魔を島中に響かせる、主人公たちが隠れる診療所に手榴弾を口に詰めた生首を投げ込むなど常軌を逸した凶暴性・残虐性の持ち主であり、原作とは別ベクトルの怪物ぶりを見せた。


同じく政府に参加させられた「転校生」である川田章吾は、彼について「面白がって(自分から)参加した」と推測している。


劇中終盤、三村達を襲い、彼らの捨て身の爆破攻撃によって視力を失う。

その状態で川田と一騎打ちになった末、首輪をショットガンで打ち抜かれて死亡した。




余談編集

映画版で髪型が変更されたのは、演じた安藤の「暗いシーンが多いので映えない」という提案による。また、脚本には桐山の台詞も書かれていたが、安藤の発案により無言で人を殺しまくるキャラクターに変更となった。


関連イラスト編集

センシティブな作品桐山和雄

バトロワ桐山桐山


関連タグ編集

バトルロワイアル バトル・ロワイアル バトロワ

桐山ファミリー 沼井充 月岡彰 笹川竜平

不良 ボス 歩く死亡フラグ

浅倉威仮面ライダー版バトロワである『仮面ライダー龍騎』の登場人物。金髪のパーマという髪型や、作中で最も多くの参加者を殺害している点、「殺し合いを進行させる為に主催者に送り込まれた」という立ち位置など、映画版との類似点が見られる。

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