ママチャリ
ままちゃり
「ママが乗るような自転車(チャリ)」の意
概要
短距離走行用のシティサイクル、特にその中でも女性向けにトップチューブを低くし、チェーンカバーの装備や、後輪に巻き込み防止カバーを装着したりして、スカートで乗車しても支障がないように考慮された婦人車を指す。
価格が安く、1万円未満のものもあり、日本では男女を問わず幅広い世代に乗られている。
車重が重く、上半身を立てて乗るので長距離乗ると腰に負担がかかり疲れやすい。車体の剛性が弱く、ブレーキが効かないのであまりスピードを出すのは危険。本来、1日数十kmの長距離を走る、車道で自動車並みのスピードで疾走する、といった用途には全く不向きである。
…のだが、あえてママチャリで長距離を旅する者もいる。
大量に製造(大抵は中国などからの輸入品)・流通しており、日本で用済みになった中古車がアフリカなどへ再輸出されている。先述の通り日本以外の製造(というかそちらのほうが圧倒的に多い)であっても、「日本で使われていた=日本の厳しい品質基準をクリアした車両」と評価されており、日本からの中古輸出車のほうが評価額が高いといわれている。
また回収された中古車も主に東南アジア、中東、アフリカに輸出されている。