ニンジャスレイヤーのアガメムノン
ラオモト・カンの遺児であるラオモト・チバの執事であり、ソウカイヤの後継組織アマクダリ・セクトの実質的な首魁である。ニンジャとしての名前はアガメムノン。
容姿端麗・冷静沈着・知略縦横の完璧超人であり、およそ人を超越したかのような存在感の持ち主である。アマクダリを組織する以前はネオサイタマ知事であるサキハシ・ヒロの秘書を務めていたが、それ以前の経歴は不明。
自身にリーダーシップがないことを自覚しており、傀儡とは言えアマクダリのリーダーにカリスマに富むラオモト・チバを据えるなど、相当にしたたかな人物である。
彼の目的や出自は謎に包まれており、その最終目標はいまだに判明していない。アマクダリ・セクトを通じた暗黒管理社会の実現すら、彼にしてみれば目標のワンステップに過ぎないのである。
性格は冷静を通り越して冷酷であり、他者を自分にとって都合の良い道具としか認識していない傲慢なニンジャである。およそ人間性を感じさせる描写がまるで無く、アマクダリ・セクトというシステムを体現したかのような無機質で均質化されたアトモスフィアの持ち主。
手を台形に組んで口元を隠すクセがあり、その様から「台形=サン」とヘッズにあだ名を付けられている。
ジツ・カラテ
アガメムノンは雷を操る強大なニンジャであるゼウス・ニンジャのソウルを宿したニンジャである。その強さはニンジャスレイヤーに宿るナラク・ニンジャですら「荷が勝つ」と賞するほどであり、実際計り知れない。
カラテのワザマエも凄まじく、生中なニンジャでは太刀打ちすら出来ない。
デン・ジツ
電流を自在に操るジツであり、まともに食らえばニンジャも一発で消し炭にしてしまう威力である。雷をスリケンの形にしたデン・スリケンという武器にしたり、周りのエネルギーを操って吸収するなど、シンプル故に応用の幅が広い凶悪なジツである。
また、人間の神経を流れるパルスを読み取ることで相手の心理状態を見抜くことすら出来る。