「ムハハハハ!愚かな奴だったな!ぼくにとって残る敵は、ニンジャスレイヤー。そして…」
CV:松本梨香(アニメイシヨン)
人物
初出エピソードは第一部最終章「ネオサイタマ・イン・フレイム」。
暗黒経済組織ソウカイヤの首魁ラオモト・カンの嫡子の一人である少年。父譲りの尊大な態度と帝王の威厳、そして笑い声を持つ非ニンジャである。
ニンジャは子孫を残せないので、チバはカンがニンジャに成る以前にもうけた実子らしい。
数多くいたと言われるラオモト・カンの嫡子の中でも最も王の素質に恵まれていたとされ、幼い頃から経済学や帝王学の英才教育を受けていたようである。実際10代の少年とは思えないほどの戦略眼・経済眼の持ち主であり、随所でその才能を垣間見せている。
しかし流石に幼さは否めず、計画や状況などが自分の思うように動かない場合、ヒステリックに喚いたり物に八つ当たりしたりと子供らしい精神的な未熟さを露わにすることもある。
第一部でニンジャスレイヤーにソウカイヤが壊滅させられた際に落ち延び、第三部ではその残党を中心として再編された暗黒経済組織アマクダリ(アマクダリ・セクト)の盟主に収まる。組織結成時の年齢は弱冠12歳である。
しかし実質的な組織の実権は参謀役のアガメムノンに握られており、傀儡でしかない自分の立場に不満を抱いており、ネヴァーモアのようなごく僅かな忠臣にしか心を許してはいない。
しかし正当なラオモトの血統とわかりやすいカリスマ性を持つことから、ソウカイヤ残党出身のニンジャや、権謀術数を弄するアガメムノンを嫌う脳筋タイプのニンジャ達からは慕われている模様。
また父の仇であるニンジャスレイヤーにも憎悪を向けており、その抹殺に執念を燃やす。
一時期ソウカイヤに捕らえられていたナンシー・リーと会っていたことがあり、非常に彼女を気に入っていたようである。
ナンシーを未だに忘れられないのか現在の彼が侍らせているオイランも金髪ばかりであり、一部のヘッズにはそんな彼の性癖を心配する声もある。
容姿
外見はグレーがかった明るい髪と群青色の目を持つ美しい顔立ちの美少年。一部ヘッズからはチバ=キュンなどと呼ばれたりすることもある。
髪型は「コケシカット」と描写されている。声変わりはまだしていない。
声変わりは精通の後に訪れるのでつまり……フィヒ……?
ちなみに喫煙者で葉巻を愛飲している。
関連タグ
外部リンク
【スズメバチの黄色】このサイバーパンク俳句がスゴイ・有志の分析まとめ【ラオモト・チバ】
◆ネタバレ注意な◆
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0007 【ラオモト・チバ】 ◆殺◆
ソウカイ・シンジケート(ソウカイヤ)の若きオヤブン。
2038年以降の混乱に乗じてソウカイヤは勢力を拡大。諸勢力が睨み合うネオサイタマにおいて確たる存在感を築いた。
非ニンジャだが、歴戦のニンジャすら当然のように従える。
第三部終了から10年後を描いた第四部「エイジ・オブ・マッポーカリプス」では、若きヤクザ・オヤブンとしてソウカイヤを再興。
威厳と覇気を兼ね備えた一流のヤクザに成長しており、腹心のネヴァーモアとともに新生ソウカイヤを切り盛りしている。
ニンジャではないが、その圧倒的なカリスマによって多数のニンジャを従えている。
群雄割拠のマッポーカリプスの時代ではネオサイタマの覇権を掌握するには到っていないが、その盤石さと統制力は作中のニンジャ組織でも随一。護身のためか武術も修得しており、タツジンめいた剣術使いに成長している。
また、ニンジャスレイヤーと同一の世界観で、第三部終了から間もない世界を描いたノベル「スズメバチの黄色」ではサンシタ・ヤクザとして燻っていた主人公・火蛇を導くもう一人の主人公として登場。彼にとってはソウカイヤ再興の足がかりとなる冒険と、そこでのカリスマ兼ブレインとしての活躍を見ることができる。
このときの体験はソウカイヤが大勢力に返り咲いた後でも彼の中に大切な想い出として残っているようで、時々「初心に返るため」として、当時火蛇達と一緒に食べた大して美味くもないジャンクフードを味わうようにしているようだ。