概要
ニンジャスレイヤーのスピンオフノベル。
ニンジャスレイヤー特有の癖の強い表現を徹底的に廃し、サイバーパンク初心者でも読みやすくなっているが、第三部「不滅のニンジャソウル」と第四部「エイジ・オブ・マッポーカリプス」の間を舞台とした紛れもない「正史」であり、ネオサイタマの一角「渾崎地区(ケオサキ・ディストリクト)」を舞台に本編に負けず劣らずの骨太の物語が展開される。
主な登場人物
- 老元千葉(ラオモト・チバ)
かつてネオサイタマの裏社会を掌握した暗黒組織ソウカイ・シンジケートの御曹司。
外見は少女と見紛う美少年だがその立場にふさわしい頭脳とカリスマを兼ね備える。
追われる彼が渾崎に流れ着く時、物語は始まる。
- 火蛇(かじゃ)
斜陽のヤクザ組織《老頭》の下っ端構成員。気性は荒いが仲間想いで、バカではあるが愚かではない。そんなヤクザの粋たる「ソンケイ」の片鱗を秘めた彼がチバと出会ったとき、物語は動き出す。
- 大熊猫(おおくまねこ)
火蛇の幼馴染で、中華料理屋の配達用ドローンの制御で生計を立てている。
そこそこ腕の立つハッカーであり、火蛇を情報面でサポートする。
- 蠱毒(こどく)
ヤクザ組織《老頭》の幹部。火蛇の上司にあたる。親分から一目置かれるほどの威厳と頭脳を兼ね備えるが、その心のうちは……。
- 脳外科医(のうげかい/ニューロサージ)
《老頭》の敵対組織に所属する白衣の女。人知を超えた力を振るい、渾崎に消えたチバを追う。
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