「…オレがこの剣をふるうのは、たった一度だけ………左右一発ずつのみだ…!」
「それを放ったら…オレ自身もただでは済まんっ…!!!」
「だからこそ!! 子の一撃で確実に貴様の身体を十字に裂く…!!!」
概要
登場は物語終盤。ミナカトール防衛戦時に現れた魔王軍妖魔師団長ザボエラの切り札超魔ゾンビを倒すべくロン・ベルクが召喚した武器。飾りっ気のない無骨なデザインの双剣である。
予てより、自身の必殺剣【「星皇十字剣」に耐えることができる武器】を目指して生み出したものだが、完成はしておらず岩石の中に封じたうえ宝珠の中に厳重に封印している。
「星皇十字剣」は喰らった相手を×の字に斬断する必殺剣だが、威力がありすぎて剣の方が壊れてしまい、あまつさえ使い手の両腕までも破壊してしまう諸刃の剣である。ロンはこの技に耐えうる武器を作るために武器職人の道に進んだ経緯があり、星皇剣はその試作品であった。
すなわち、星皇剣自体は魔法武器でも何でも無い、只の頑丈な剣である。
目覚めし刃
超魔ゾンビにダメージを与えるため生命(いのち)の剣を発動させたノヴァの覚悟に心を動かされ、ロンは宝珠の封印を解く。 剣を封印してある悪魔の顔を模した岩石がザボエラの手によって砕かれるとロンは封印が解かれたこれを持ち、「星皇十字斬」を発動させ超魔ゾンビを撃退した。 剣は技に耐え切れず砕け散りロン・ベルクは腕を再び負傷させてしまい、再び長期の治療期間を持つことになってしまった。