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粟喰虫の編集履歴

2022-07-28 22:25:16 バージョン

粟喰虫

あわくいむし

江戸時代に書かれた『姫国山海録』で紹介される不思議な虫の一体。

概要

江戸時代(序文に宝暦12年(1762年)5月と記載)に詳細不明の人物・南谷先生によって書かれた、日本全国の山や川で目撃された異物を記録したという『姫国山海録』に記載されている奇妙な生物の一体。


かつて陸奥国(青森県)津軽の海辺に棲んでいた二本足で歩く虫で、秋になると畑にやってきて、せっかく実った粟(アワ)の穂を食べてしまう。

そこで享保のころに、地元の者が槍で刺し殺したので二度と現われなくなった。


なお山尾長八郎が、藩主の臣であったときに目撃したとも伝わっている。


余談

実はこの虫には本文中では特に名は付けられておらず、メイン画像を描いた紀伊国亭むじな氏による命名である。

2016年に東京都江戸東京博物館で開催された『大妖怪展』では、「津軽 海辺の怪虫」と紹介されている。


関連タグ

妖虫 妖怪

山海経 幻獣辞典

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