解説
1980年にリリースされた太田裕美の曲である。
この曲は当初は大瀧詠一のアルバムのために描かれた曲であった。
しかし大瀧本人が女言葉で歌うのに抵抗があったため、太田裕美へ提供することとなった(後に大瀧自身のセルフカバーバージョンもある)。
売上こそオリコン70位だったものの、大瀧詠一が作曲した曲としては初めて100位以内に入ったため、作曲家としても知られるようになっていく。
曲の内容
冬のシベリアを旅する女性と、日本で彼女の帰りを待つ男性の心情のやり取りを描写した曲となっている。
それはさながら作詞者が同じ木綿のハンカチーフを思わせる構成となっている。
歌い方も太田裕美版はシベリアの猛烈な寒さと列車の疾走感を感じさせるのに対し、大瀧詠一版は荒涼としたシベリアの冬の荒っぽさを感じさせるものとなっている。