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編集者:maniaxpace
編集内容:2000年ごろに実際にクラブでのパラパライベントでかけられていた宗旨を記述。

クレジット

 歌:愛内里菜

作詞:愛内里菜

作曲:大野愛果

編曲:尾城九龍

概要

2000年10月25日発売の愛内里菜のシングル曲で、TVアニメ『名探偵コナン』の8代目オープニングテーマ。

4つ打ちが印象的なダンスナンバーで、稀代の作曲家と名高い大野愛果氏の紡ぐカッコよくも美しいメロディと、それを早口で高らかに歌い上げる愛内氏の歌唱力とが光るクールな名曲。

…だが曲の内容とは別の意味で、数あるコナンタイアップ曲の中で最も有名な曲の一つである。

何故かというと…

それは、主人公・江戸川コナンパラパラをこの曲に合わせて踊るというOP映像があまりにも衝撃的だったからである。

パラパラは、当時主にギャルの間で流行していた、皆で集まってユーロビートやトランスに乗せてユルい雰囲気の振り付けで踊るダンスの一ジャンル。

それまでのコナンOPといえば「犯人追跡」「新一と蘭」「少年探偵団」…といった王道で無難な映像ばかりだったのに、

このOPは、コナンとは縁遠いギャル文化の象徴であるパラパラを、(蘭や園子ならまだしも)どう見てもパラパラに興味のなさそうなあのコナンが一人で一心不乱に踊る…という誰も予想できなかった内容で、多くの視聴者は初見時に度肝を抜かれた。

しかもこの踊るコナン、終始真犯人をにらむかのような厳しい視線かつ無言・無表情を貫き通し、なおかつ最後の最後だけこちらをチラ見しながらうっすらドヤ顔を見せる。

これらがすべてがクールな音楽と調和した結果、極めてシュールな味わい深い映像となっている。

その前代未聞なシュールさから、コナン史上はおろか日本アニメ史上でも今なお語り継がれる伝説のOP(ネタ的な意味で)となっている。

その伝説ぶりは、2020年代に入ってもなお有名人の「踊ってみた」的な動画がYouTubeなどでしばしばアップされていることからもわかるだろう。

ラストのドヤ顔のキメポーズ(内股で左向きの前傾姿勢になり、左手で顔面を軽く覆い、右腕を後上方に突き出しこちらを横目でチラ見する)はシュールぶりを象徴する場面で、様々なキャラによるパロディイラストがPixivにも数多くアップされている。

なお、この曲のシングル初回盤にはなんとコナンの公式イラストでパラパラの踊り方を丁寧に説明したシートが封入されていた。…色々と熱量が凄い。

繰り返しますが曲自体は普通に良曲で、特にネタ要素はありません。あくまでも踊っているコナンの映像がおかしいのです。

このOPはコナンファンからは黒歴史扱いされており、公式もそのつもりだと思われていたのだが…

あれから約20年後、ヤツは帰ってきた。

そして2021年2月17日の公式YouTubeチャンネルにて、読売テレビ佐藤佳奈アナが「OPの完全再現をする」という企画で再び話題となった。なお、これは「アニメ放送1000回記念プロジェクトの一環」として作られた企画の一つであり、佐藤アナが勝手に再現したらしい。(公式なのに勝手に再現…

これを見てわかると思うが、再現度が無駄に高く、コナンの真顔までもが完全再現されている。

余談

楽曲リリース時のクラブにおけるパラパライベントでは実際にこの曲がかけられ、コナンと同様の振り付けで踊られていた「定番曲」であった。

なお実際にかけられていたのはオリジナルよりもテンポが速く、ユーロビートと同様のシンセリフにリミックスされた「KH-R Jr STARLIGHT MIX Ver.S」であった。

振り付け製作は、当時パラパラが作られ広められる中心地であった神楽坂のディスコ「TWINSTAR」の支配人・宮地弘和が担当した。

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編集者:maniaxpace
編集内容:2000年ごろに実際にクラブでのパラパライベントでかけられていた宗旨を記述。