概要
2年生編から登場する女子生徒。高度育成高等学校の新入生。
クラスは1-D。入学後はDクラスを牛耳る宝泉和臣と行動し、凶暴な彼にも臆さずにいる。
物腰は丁寧であり、ルックスやスタイルも抜群の美少女。4月の特別試験攻略の際は2年Dクラスの綾小路清隆や堀北鈴音と協力する等、柔軟さも持ち合わせている。
しかし、その一方で綾小路に対しては、何故か鋭い眼光を放ったり含む物のある様子を見せる事も…。
関連タグ
ようこそ実力至上主義の教室へ 綾小路清隆 宝泉和臣 椿桜子 宇都宮陸 八神拓也 天沢一夏
この先、2年生編の核心に触れるネタバレがあるため注意。まだ原作小説を読んでいない方はブラウザバック推奨。
過去と真実
七瀬には一つ年上の幼馴染みの少年・栄一郎がいた。
幼稚園から中学の卒業までずっと一緒にいて、習い事なども一緒にやって来た彼女にとって、栄一郎は憧れの存在で、目指すべき目標…。そして初恋の男性でもあった。
しかし、栄一郎への恋心は実る事無く、最悪な形で離別してしまう事になり、原因は栄一郎の父親が「ある行動」に出てしまったからである。
ある施設に執事として所属していた彼は、そこで一人の少年の面倒を見ていたが、あまりにも人道を無視した扱いを受けていた彼を不憫に思った結果、施設が一年間稼働停止になった隙を突く形で、少年を施設から脱出させ、とある教育機関へと逃げ込ませる事に成功する。
だが、それによってとある人物の怒りを買ってしまった結果、栄一郎の父は懲戒解雇に追い込まれる事になり、更には息子である栄一郎までもが、根回しにより既に受験合格になっていた高校への進学を全て取り潰しにされてしまう。
結果的に、高校進学を諦めざるを得なかった栄一郎はバイト三昧の日々を送る事になり、それでも前を向いて必死に頑張る日々を送っていたが、あまりにも強大な人物に逆らった結果、希望に溢れた息子の人生を台無しにしてしまった事を悔いた父親は、責任から焼身自殺をしてしまう事になり、それによって心が折れてしまった栄一郎もまた、遂には自殺してしまう事になった。
想いを遂げられないまま初恋の人とその父親を哀しい形で喪い、悲観に暮れる中、自身の前に一人の人物が現れる。
栄一郎が悲惨な末路を迎えたのは、彼の父親がある人物の脱走の手引きをしたのが原因。
それによって栄一郎は巻き添えを食う形で破滅させられた事を知った七瀬は、栄一郎と彼の父親の仇を討つ事を決意し、その人物…綾小路清隆の潜伏している高度育成高等学校へ、新期の1年生として入学する形で乗り込むのだった。
そう…初恋の人・松雄栄一郎は、かつてホワイトルームに隔離されていた綾小路の脱出を手引きした執事・松雄の息子だったのである。
