概要
特撮テレビ番組『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』放送終了後、大阪中之島美術館で開催された「タローマンまつり」にてデザイン画が公開された未登場奇獣。
メタリックな台形のボディに歯車型の車輪がついたロボット奇獣とも言うべき外観を持ち、右腕はネギ、左腕は円錐を重ねたような形状をしている。また、胴体正面の開口部からは炎のようなものを吐き出している。
もともと『TAROMAN』への登場が検討されていた没デザインなのか、没デザインという体で「タローマンまつり」のために新たに生み出された奇獣なのかは不明。
また、『TAROMAN』は1970年代に本放送された作品のうち、フィルムが現存する話のみを再放送したという体裁を取っているが、重工業が「再放送できなかった話」に登場する奇獣なのか、「本放送」の時点で没奇獣だったのかも判然としない。
デザインのモチーフとなったのは、岡本太郎が1949年に描いた絵画「重工業」。