あらすじ
映画のオーディションでそれぞれの役を勝ち取った5人。しかし、凛月は零と共演することに対して複雑な様子。撮影が始まると零もどこかよそよそしく、マヨイたちは困惑するが撮影は進んでいく・・・。
出典:イベント予告
テーマは永遠とは何か。本当に永遠はあるのか。
ユニットメンバー
映画の内容
雪の降り続く、永遠が訪れる町で死神がもたらす雪は「黒い雪」と呼ばれ恐れられていた。
町に春を迎える唯一の方法は『神の怒りに触れ、町の時を止めてしまった死神と人間の間に生まれた子供の命を17歳を迎えた数え年に奪うこと』
17歳の数え年にあたる死神と人間の間に生まれた子供「半死神の忌み子」(以下:少年)が長く続く雪によって作物が育たず、食つなぐことが難しくなり、他の町に出て行ってしまう人もおり、このままでは町がなくなってしまうと思い、教会に春が訪れるようにお祈りに来る。
そこで「断罪の死神」と出会う。
祈りに行った教会は時の為政者が戦争で得た土地を荒らされないように、神を盾として利用しようと建てられたと言われていて、町でもあまり話さないようにと言われタブー視されている。
本来、断罪の死神は春の訪れのために少年の命を奪わなくてはならないが、その少年と仲良くなってしまう。これが原因で何十年も続く冬が少年であることをカミングアウトできなくなってしまい死神が二人の関係を永遠にしたいと願ってしまう。
ある日、町で少年と断罪の死神が出会う。その様子を見た悠久の死神が「情を抱いてはいけない」と釘を刺す。さらに、氷結の死神が少年を狙いはじめ、悠久の死神は殺すのは早くした方がいいと助言する。
別の日、少年は氷結の死神の罠にかかり教会に閉じ込められてしまう。だが、断罪の死神がその目論見を妨害したことによって失敗に終わる。
悠久の死神が少年の命を奪うのを氷結の死神ではなく、断罪の死神にこだわるのは自らの友人を氷結の死神に殺されたからだという。そこで少年を殺せるように少年から嫌わるようなふるまいをするようにアドバイスをする。
そして少年についに自分が死神であること、少年が長く続く冬の原因であることををカミングアウトする。
一方氷結の死神は墓守の死神に呼び出され、悠久の死神のターゲットを奪おうとしていたことなど数々の死神としてのルール違反をしていたことを指摘され罰せられる。
最後に、少年と断罪の死神は再び再開し、これからどうするかを話し合おうとする。ここで少年が自分の運命を受け入れ、「あんたになら殺されてもいい」と言い。お互いに名残惜しみながらも、眠るように亡くなる。
あんさんぶるスターズ!! -Road to Show-ではクライマックス部分と思われるこはくと兄者のシーンが見られる。
全体のストーリーの内容
全体としては朔間兄弟に焦点が当てられて物語が進行する。
シャッフルで映画の出演が決まったと凛月に報告しにいこうと兄者は凛月の部屋を訪れる。
そこで無造作にゴミ箱に捨てられた雑誌を兄者が発見する。ちゃんと古紙回収に出さないとだめだぞと言う兄者に対し勝手に見てエロ本だったらどうするんだと言う凛月。しかしこれにはとある理由があったようだ。
撮影が始まり、現場に入ると兄者が凛月を時々無視するようなそぶりを見せる。
それを見た、他の3人が仲直りをさせようとするが失敗に終わってしまう。
とあるシーンの撮影中に凛月はNGを出してしまう。頭を冷やしてくるとその場を離れたが戻ってこず、行方不明になってしまう。
一方、兄者が凛月にそっけない態度をとっている理由を話し始める。
理由としては凛月の敵になろうとしていたためであった。凛月は朔間零の弟と言われることを嫌っていることは周知の事実であるが、最近共演したバラエティ番組を総括した記事に朔間弟と言われて、芸能雑誌をゴミ箱に放り込んでいた。共演するたびに比較対象にされてしまう凛月に見兼ねた兄者はあえて凛月と同じ役をオーディションで受けた。二人並べば好奇の目にさらされるため避けようと考えていたが、目論見が大きく外れ凛月はオーディションで役を取ったはいいものの、兄者が主演に決まってしまったのだ。辞退も考えたが、主演俳優「朔間零」を脅かす存在として演じて欲しいという願いと、演じることで凛月が呪縛から逃れられると考えていた。
ここで乱凪砂の報告で凛月が戻ってきていないことが発覚する。
4人で外を探しに出たがなかなか見つからず困っていたが、幼い時に同じような状況になったときに兄弟で歌った歌がカギになり、屋根から落ちた雪で出入口が塞がれて建物に閉じ込められていた凛月を発見し、この件は一件落着となった。
そしてクライマックスのシーンの撮影をし、ストーリーは終了する。