金城潤矢
かねしろじゅんや
概要
渋谷のクラブをアジトにしているストリートギャング風の男で嫌味な表情と恰幅の良い体系が特徴的。
非常に金にがめつい性格で、学生に高給の裏稼業を斡旋したかと思えばそれを出汁に家族に危害を加えると脅迫し、彼らから財産を巻き上げるという凶悪な手段で儲けている悪漢。
この先ネタバレ注意!!
心の怪盗団の3番目のターゲットとなるパレスの主で七つの大罪では暴食を司る。
渋谷の街全体を「自分の銀行」だと認識している他、自分のしている行為は足がつかないという絶対の自信を持っている為、パレスはUFO型の巨大銀行をイメージしている。金城のシャドウは銀行の頭取として君臨し、成金風のスーツを着ているが、戦闘では手を擦ってハエ人間じみたきm…不気味な姿「カネシロ・バエル・ジュンヤ」に変貌。言動もラッパーじみたものになる。一定数HPを削ると巨大金庫に閉じこもるのでこの金庫を破壊しないと本体にダメージが入らない。名前はバエルだがどう見てもベルゼブブな事には突っ込んではいけない。
カネシロは残り体力が減ると、シールドを持った取り巻きを召喚し盾にした上で強力な全体攻撃「金の雨」を使用するが、さらに体力が減るとこの技は失敗し、『契約継続は困難』という理由から取り巻きに逃走されてしまう。
モルガナが指摘した通り、『金の切れ目が縁の切れ目』となり、孤立無縁となった形で怪盗団に撃破された。
なぜ彼がここまで金に執着するのかと言えば、元は貧乏かつその容姿から底辺の座に甘んじていた為であり、今の地位にのし上がるまでに相当な苦労をしたようである。作中でやたらと罵詈雑言に「バカ」を多用していたのも、自分自身が「バカ」だったから、あるいは他者に見下される事を恐れ、他者を見下す事で虚勢を張っていたからに他ならない。散り際に怪盗団の正義を皮肉り、パレスを悪用する人物がいることを仄めかした。
周囲から爪弾きにされた存在という意味ではある意味で怪盗団の同類とも呼べる存在だが、自分と同じ弱い立場の人間を貪ってのし上がって尚、弱者から貪り続けるという到底許し難い行為なので彼の所業に同情の余地はないだろう。
しかし、「力の使い方次第では金儲けし放題」という金城の発言から、心の怪盗団も力の使い方を間違えていればこのような道を歩んでいたのかもしれない…。
オタカラの正体はままごと用の偽札(図柄はシャドウ金城)が詰められた金色のアタッシュケース。未成年を騙し、財産を巻き上げてきた彼の心を象徴するオタカラだと言える。