出版社・株式会社文藝春秋
一方で子雑誌の週刊誌『週刊文春』は「新聞・テレビが書かない記事」を書く週刊誌とうたっており、文春にスクープされた事により社会問題化した事件・不祥事の記事は「文春砲」と呼ばれ、インターネットスラングからテレビのワイドショーや報道番組、しまいには本誌の見出しに使用されるまで広まっている(ただし、文藝春秋も総理大臣田中角栄が関わった田中金脈問題を暴く等、文春砲の元祖とも言える取材活動を行っている。)。
1990年代は漫画雑誌「月刊コミックビンゴ」(BiNGO)を出版したが4年で休刊、漫画からは撤退している。
来歴
1923年(大正12年)1月、文藝春秋社として菊池寛が創業。
1946年(昭和21年)3月、「戦争協力」のため解散したが、有志により、株式会社文藝春秋新社が設立。
1966年(昭和41年)3月、現在の社名に改められる。
刊行物
雑誌
週刊文春(毎週木曜日発売)
Sports Graphic Number(隔週木曜日発売)
文藝春秋(毎月10日発売)
オール讀物(毎月22日発売)
文學界(毎月7日発売)
CREA(毎月7日発売)
CREA Traveller(3,6,9,12月の10日発売)
別册文藝春秋(電子版のみ)※ 2015年(平成27年)電子版に移行。
週刊文春WOMAN(ムック)
文藝春秋オピニオン(ムック)
書籍
文庫
文春文庫
文春文庫PLUS(2001年(平成13年)1月 - 2009年(平成21年)3月刊)
文春学藝ライブラリー(2013年(平成25年)10月 - 、不定期刊)
文春新書(1998年(平成10年)10月創刊
雑誌・文藝春秋
1923年(大正12年)1月、菊池寛が私財を投じて創刊。当初の発売元は春陽堂。
1930年代には、文芸雑誌から総合雑誌へと転身。
2月号で文藝春秋読者賞、3月号と9月号で芥川賞、6月号で大宅壮一ノンフィクション賞、7月号で松本清張賞、12月号で菊池寛賞の受賞者が発表される。
芥川賞受賞作は当誌に掲載される。
(因みに直木賞受賞作は「オール讀物」に掲載。「オール讀物」「文學界」も独自に文学賞を設けている。)