瑪瑙丸
めのうまる
CV:関智一
瑪瑙丸一味の首領。犬夜叉の父に敗れ、時代樹に封印された大妖怪・飛妖蛾の息子。200歳以上。一人称は「私」(巨大化した場合は、一人称は「私」や「我」になる)。武器は長剣。
残忍で尊大な性格で、目的の為には部下であろうと平然と見捨てる他、人間や半妖を見下しており、特に犬夜叉の一族のことは「人間などという愚劣な生き物に骨抜きにされた腑抜けの妖怪共」とまで蔑み、犬夜叉の一族の復讐を望んでいた。
瑠璃と玻璃に殺生丸を襲わせ、天生牙に継承の儀式を行うための力がないと知ると、自ら鉄砕牙を持つ犬夜叉と対峙、重傷を負わせるも、鉄砕牙の結界により自らは使えないと知り、蛾の鱗粉で気絶したかごめをさらって犬夜叉をおびき寄せる材料にした。
そして、犬夜叉を利用し飛妖蛾の力を受け継ぐ継承の儀式を行う。また、かごめに埋め込んだ勾玉で彼女を操り、用済みとなった犬夜叉を始末しようとした。村の人々や玻璃の魂、果ては死魂までもを集め最終形態(巨大化)へと変化した。彼が巨大化した影響で、現代でも季節外れの大雪といった異常気象に見舞われた。当人曰く「ちょっとした座興」と称し、犬夜叉とかごめの仲を裂こうとするが、これが後の敗因とは知らなかった。
継承の儀式により巨大化した瑪瑙丸は尊大さに拍車がかかっている。背中の無数の枝が集まったような羽根から大陸の妖怪を多数出現させる他、口からは薄い桃色の光線状の風を放ち、爪を槍のように伸ばすこともでき、更に額の勾玉からは強力な妖気を光線状に放出できる。また、自身の巨大な妖気故に犬夜叉の風の傷を素手で払うことも出来るが、かごめの破魔の矢によって生じる自身の妖気のぶつかり合いの隙間からなら攻撃が通ってしまう。
最初は犬夜叉を圧倒していたが、かごめの破魔の矢によって互角の戦い且つ倒すための突破口を開かれた。渾身で放った光線状の妖気を犬夜叉の爆流破で返され、それでも「おのれ、半妖の分際で…!」と押し切ろうとしたが、爆流破によって通されたかごめの破魔の矢が当たったことで額の勾玉が砕けてしまった。最期は「何故、人間と半妖などに…?」と言い残して、彼の野望は潰え消滅した。