概要
2001年(平成13年)12月15日より公開された。
キャッチコピーは「ふたりの想いが新たな軌跡を呼ぶ」。
あらすじ
「四魂のかけら」を集める旅を続ける犬夜叉一行の前に、大陸の妖怪・瑪瑙丸が現れる。
瑪瑙丸の先祖はかつて犬夜叉の父である犬の大将に敗れており、その復讐のために現れたのだ。
激しい戦いを繰り広げる一行だが、その中で瑪瑙丸が仕組んだ罠が犬夜叉とかごめを引き裂く…。
オリジナルキャラクター
瑪瑙丸(めのうまる)
声 - 関智一
(メイン画像の人物)
瑪瑙丸一味の首領。犬夜叉の父に敗れ、時代樹に封印された飛妖蛾の息子。武器は長剣。
残忍で尊大な性格。人間や半妖を見下しており、犬夜叉の一族の復讐を望んでいた。
瑠璃(るり)
声 - 椎名へきる
青い髪を団子に結っている女で、額に青い勾玉を持つ。瑪瑙丸以外の者に対しては尊大な口調で話す。武器は妖力で練られた長槍で、毒蛇にも変化させられる。相手の能力を模倣し、自分も使うことができる複写の力を持つ。
玻璃(はり)
声 - 川上とも子
藤色の長髪を持つ女で、額に白い勾玉を持つ。慇懃無礼な口調で話す。武器は妖力で練られた双剣で、頭に着けた花飾りの花びらを手裏剣のように放つ技も使う。また、勾玉を埋め込んだ相手を操る封じ根の力も持つ。
大蠍(おおさそり)
冒頭で犬夜叉一行が戦った妖怪。外見はまさに巨大な蠍で、目の付いた尻尾の先から溶解液を噴射する。弥勒によれば、大陸の妖怪とのこと。
四魂のかけらが尻尾にあることから犬夜叉達と交戦、かごめを欠いた状態で調子が出ない犬夜叉達を圧倒したが、駆けつけたかごめに四魂のかけらの場所を特定され、犬夜叉の風の傷により尻尾が吹き飛び、残った本体は弥勒の風穴に吸い込まれた。
用語解説
- 飛妖蛾(ひょうが)一族
大陸(中国方面)出身の妖怪一族。
本編より約200年前、元寇の襲来に際して死者の魂を喰らおうと日本へと攻め込んできたが、西国を治めていた犬夜叉の父との激闘に敗れ不帰の森の時代樹に封印されていた。
そして現在、砕け散った四魂のかけらの一部を受けたことで封印を解かれる。
蠍や(おそらく大陸産と思われる)蛾を眷属として使役するほか、剣術と体術が入り混じった独特の動きで近接戦にもにも長ける。
先代の力や他の魂を取り込む事でより強力な妖怪へと成長する。
- 時代樹
今その時代とはまったく別の時の中にいるとされる樹木。日暮神社の御神木もこれに該当する。
かつて犬夜叉が封印されていた影響で御神木には500年間花が咲かずにいたが、かごめのタイムスリップにより歴史が変わったため約500年ぶりに開花する。
桔梗によれば、骨喰いの井戸も時代樹の一部を切り出して作られたらしく、瑪瑙丸の影響を受け芽や枝が生えるなど暴走を起こした。
主題歌
「no more words」
作詞・歌:浜崎あゆみ / 作曲:CREA、D・A・I / 編曲:Naoto Suzuki、tasuku