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ツラナガコビトザメの編集履歴

2022-09-19 02:29:49 バージョン

ツラナガコビトザメ

つらながこびとざめ

ツノザメ目ヨロイザメ科の小さなサメ。面長小人鮫。

概要🦈

学名はSqualiolus aliae、英名はSmalleye pygmy shark

もっとも小さなサメのひとつ。大きさは22cm程。

もちろん、小さな魚の代表格であるメダカグッピーといった数cm程度の魚よりははるかに巨大だが、それでもサメ類としては最小級。だから「小人ザメ」というわけだ。

ちなみにエイの仲間で最小なのは「マグダレナスティングレイ」という淡水エイの仲間で、こちらも精々20cm程度。世界最小の魚とされるのは「ドワーフフェアリーミノー」というの仲間で、その大きさはなんと0.8cm

 

特徴🦈

昼間は2000mまでの水深で生活するが、夜間は表層まで餌となる生物を追って日周鉛直運動を行う。

身体に対して大きな目を持ち、またヒレが小さくずんぐりした体型は魚よりも魚雷のよう(鼻先が丸いので余計そう見える)。

主に動物性プランクトンや小さな魚・イカなどを食べているようだ。

ヨロイザメ科の中では珍しく第一背鰭に棘を持つ。背鰭に棘を持つヨロイザメ科のサメは他に同属のオオメコビトザメのみ。

またお腹側には発光器があり、これで周囲に溶け込み姿を隠すとされている。

「真っ暗闇なんだからむしろ目立つんじゃない?」と思った人も多いだろうが、コイツのいるエリアはギリギリかすかな光が届くため、下から見ると影が見えるのだ(なので数百メートル~1000メートル程度では視力を発達させたやつも多い)。お腹側に発光器があるのはこれを逆手に取った作戦で、発光器でぼんやり光れば海面から届く光に紛れて見えにくくなるというわけ。

同属のオオメコビトザメは三大洋全てに分布するのに対し、ツラナガコビトザメは大西洋に分布はせず、西太平洋を主な生息域としており、インド洋では西オーストラリアの一部海域に限定される。

 

関連

ツノザメ目 ヨロイザメ科

 

深海魚

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