概要
不妊治療として
主な流れとしては、まずは採卵を行う。通常子宮内で育つ卵子はひとつだけだが、薬を使う事で排卵を抑えて複数の卵子を育て採卵を行う。薬を使わずに通常通りひとつだけ育った卵子を取るというケースもあるが、採卵自体が結構痛くてしんどいので、何回もやりたくないという理由で複数の卵子を採卵する方を選ぶ人も多い。
一方で男性の方は精子を採取し、なるべくはやく病院に提出をする。採取された精子の内運動量が多い良い精子を選別し、卵子と同じケースに入れて受精を待つか、人の手で精子を直接卵子に注入する。
こうして出来上がった受精卵が順調に育つと、そのまま子宮に戻すか凍結保存して採卵のダメージが回復してから翌月以降生理が終わってから子宮に戻される。
ここまですれば確実に妊娠すると思われやすいが、子宮に戻された受精卵が着床し発育するかはまた別の問題であり、その確立は僅か20〜30%と言われている(自然妊娠とほぼ同じ確率)。着床障害などがなければ大体は3回目で妊娠に成功すると言われている。
不妊治療の中で最も高額な治療であり、各都道府県・市区町村から助成金が出ている。また上記のように不妊治療は生理に合わせたスケジュールになるため、仕事をしている女性などはなかなか難しいという欠点がある。