「我らは、選ばれし者たち。
この地を正当なる所有者に返さんと戦う者たち。
貴様らのような……汚染された者たちを浄化するのだ。」
概要
世界に突如として現れ、各地を攻める未知なる敵である。
インヴェーダーの外見は、人型に角と尾が生えている。肌に当たる部分は、橙色に見える。
インヴェーダーの言葉に基づくと、髪が有る。髪色は、金髪が有ると考えられる。
そして、仮面を被っている。
インヴェーダーの本拠地は、母船である。インヴェーダーの母船は、単なる軍隊の旗艦では無く、インヴェーダーの大衆が住むインヴェーダーの本土と考えられる。
インヴェーダーの最高指導者は、救世主である。
救世主の予言を、絶対の『教え』として信奉している。
救世主を中心とした組織は、救世主の予言を遂げる組織である。
救世主を中心とした組織の兵種は、兵士、弓使い、戦士、司祭、精鋭兵士、軽歩兵、重甲兵、強化戦士、強化弓使い、精鋭戦士、魔法使い、精鋭射手、パイロット、パイロットのリーダー、武道家である。最も危険なのは魔法使いであり、後列から威力が高い攻撃を行う。
インヴェーダーは自らの種族をインヴェーダー、或いは人類と称する。
インヴェーダーはガーディアンテイルズの舞台と成る惑星を母星と呼ぶ。インヴェーダーから見ると、母星は汚染を受けている。母星から汚染が及ばない、宇宙に逃げていた。
インヴェーダーの目的は、現在の母星に蔓延る汚染生物の浄化と母星の奪還である。因みに、汚染生物を虫に例える比喩を多く用いる。
インヴェーダーの技術水準は高く、航空機や指向性能源兵器を作る技術が有る。だが、兵站に問題が有るらしく、末端の兵士は手甲鉤や弓矢を用いる。
動向
序章に於いて、カンタベリー王国の王都に母船から砲撃を加えて、一夜にしてカンタベリー王国の政府を滅ぼした。カンタベリー王国の王都周辺には、水晶の様な物で結界の様な物を築いている。
1章に於いて、お姫様と騎士の追撃を行うが、旅館で浮遊城ヘブンホールドへ逃げられた。
2章に於いて、ティタン王国に侵攻したが、騎士とマリアンの活躍で退けられる。
2章悪夢に於いて、再びティタン王国に侵攻したが、再び騎士達の活躍で退けられる。
時期は不明であるが、アデラ王国を攻めて海軍の艦隊を滅ぼした。
3章から9章の間は、各地の不穏分子にインヴェーダークリスタルを散蒔いて、各地に騒乱を齎している。また、種族主義者や国粋主義者に技術支援を行い、各地の対立を煽る。
6章では、妖精を報奨金10万ゴールドで雇い、騎士の排除を試みた。
6章悪夢では、妖精の小型化魔法を奪う為に、浮遊城ヘブンホールドへ潜入部隊を送るが、失敗に終わる。
ベリウッドに於いて、インヴェーダーが主役である宣伝映画を公開している。また、カンタベリー王国が関わるカンタベリー王国襲撃を巡る宣伝映画の試写会を妨げるが、失敗に終わる。
9章では、浄化機関第13軍団軍団長ダークメイガスがラー帝国に於いて、10年分の戦略物資に命を懸けた術に依り、騎士を時空の狭間に放逐した。
A.H.502年12月24日に、インヴェーダーテロリストの部隊が、サンタの工場で行われた同盟罷業を裏で煽動していた。騎士に依り工場の労使交渉が纏まると、天界がバリアで守る領域に侵入して、サンタを拉致した。そして、「サンタの脳ミソぶちまけパーティー」の配信を予告したが、騎士とルーに阻まれて艦隊を失う。
12章に於いて、第1軍団が浮遊城ヘブンホールドへ、5回に及ぶ波状攻撃を仕掛けて、浮遊城ヘブンホールドの足止めを行う。戦闘空域に着いた母船の砲撃で、浮遊城ヘブンホールドの主要原動機を止めた。然し、浮遊城ヘブンホールドには逃げられた。
人物
救世主
声優・不詳
「……今日は随分と、おしゃべりだな。
カミラの妹が気になるのか?」
インヴェーダーの最高指導者である。前の世界の騎士に拠ると、理智に富むが性根は捻じ曲がっている。手段を選ばずガーディアンテイルズの舞台と成る惑星の住民を、滅ぼそうと考えている。
11章の冒頭では、地の文が爆心地と示す場所に於いて、チャンピオンと考えられる者達に追い詰められる。前の世界の騎士は救世主を斃した。
11章の結末では、女王リリーらしき者と交渉を行うが、何時もの通り物別れに終わる。
女王リリーらしき者曰く、チャンピオンソードを持つ騎士が斃す運命らしい。
第1軍団軍団長(仮称)
声優・不詳
「……やっと見つけた、私の可愛い子。」
地の文に於ける英文から、第1軍団軍団長と考えられる者である。
12章に於けるインヴェーダーの浮遊城ヘブンホールド侵攻を、インヴェーダーの母船から指揮していたと考えられる。
ダークメイガス
声優・??? ??
「こんにちは、副所長さん?」
救世主を中心とした組織に於ける最高幹部の神官であり、浄化機関第13軍団軍団長である。
序章に於いて、現れると直ぐにカミラ女王と護衛を制圧した。お姫様は、ダークメイガスを束の間だけ封印した。ダークメイガスは逃げるカミラ女王のテレポートに追い付き、全員を撃墜した。
9章では、カンタベリー人に化けてラー帝国の内乱工作を行う。騎士の活躍に因りラー帝国の内乱が早期に終わると、騎士の前に姿を現して騎士を時空の狭間に放逐した。
12章では、恐らく時空の狭間に放逐した騎士の帰還で、10年分の戦略物資を用いた作戦が失敗した責任に因り、浄化機関第13軍団の軍団長を辞めている。ダークメイガスは、思いも寄らない挫折に嘆き酒浸りの生活を送り、魔界で浮浪者と成る。
13章では、魔族の清掃員がダークメイガスの野宿を不憫に思い仕事を紹介した。ダークメイガスは、リリスタワーの清掃員と成る。インヴェーダーを装う魔族の反体制派がリリスタワーを襲うと、ダークメイガスは騒動が収まるまで騎士に力を貸した。
インヴェーダー司令官
声優・不詳
「救世主の地を汚す、歪んだ生命体たちよ。貴様等の世界は燃え尽き、救世主の手に依って再び
繁栄を迎える。己の罪を償え!その汚れた魂で償え!」
ティタン王国侵攻軍の司令官である。
2章では、調略を駆使して侵攻を優位に進め、ティタンの新兵器も撃破した。然し、油断して公開処刑を行う間に、ティタンの一斉反撃を許して終う。反撃の中枢であるマリアンを殺して、優勢を取り戻そうとしたが、騎士とマリアンに敗れる。
2章悪夢では、生存が明らかに成る。
インヴェーダー副司令官
声優・不詳
「た、助けてくれ!」
ティタン王国侵攻軍の副司令官である。
2章「インヴェーダーの補給倉庫」に現れる。
自称穏健派であり、騎士にインヴェーダー司令官の文民殲滅命令を断固として反対して防いだと、命乞いしてくる。生かすも殺すも貴方次第である。
インヴェーダー監督
「私はこの映画を通して、インヴェーダー差別の問題に警鐘を鳴らしたいのです。
善良なインヴェーダーたちが『侵略者』という烙印を押され、蔑ろにされています。
我我インヴェーダーは、ただ平和を望んでいるだけなのに……。」
インヴェーダーが主役である宣伝映画を作る、インヴェーダー・ピクチャーズの監督である。
潤沢な予算と優れた技術を用いる宣伝映画は、好評である。
外伝「ONC A TIME IN BURYWOOD」に於いて、インヴェーダー監督は騎士に嫉妬を抱いたユジンに、騎士を殺す様に唆すが、ユジンは思い止まる。インヴェーダー監督は、自身の狙い通りに動かないユジンを罵るが、騎士はインヴェーダー監督を奈落の底へ突き落とした。
然し、生還して「ガーディアンストーリー」の試写会を妨げる。インヴェーダー監督は爆弾の爆発まで時間を稼ぐ為に、金魚鉢を被ってユジンと戦うが負ける。
因みに、倒した後も会話が可能で止めを刺す描写は無いので、生きている可能性が高い。
インヴェーダーテロリスト
「やあ、元気してるかい?汚染されし地の良い子たちよ。クリスマスを、楽しんでるかな?
今日は、貴様等の為にスペシャルなショーを披露してやる、エンジョイしてくれ!」
インヴェーダーの艦隊司令官である。
外伝「ルー・ザ・レッド」に於いて、サンタの工場で行われた同盟罷業を煽動して、サンタの暗殺を企てる。
騎士に依り工場の労使交渉が纏まると、サンタを拉致して「サンタの脳ミソぶちまけパーティー」の配信を予告した。サンタが残酷に死ぬ様子を見せて、子供に心の傷を負わせる事が狙いである。
インヴェーダーテロリストは、究極の輸送艇「The One Horse Open Sleigh」で旗艦に乗り込んで来た、騎士とルーに負けた。サンタを奪還した騎士一行は、旗艦から脱出した。
インヴェーダーテロリストは、部下の治療を受けて回復したが、自爆装置が作動した旗艦から脱出せず、浄化を成す為に艦隊の降下を実行した。
インヴェーダーの艦隊は、一度きりの力を解放したルーに依り滅びた。
プリーザ
声優・不詳
「おほほほ!私の戦闘力は53,0000です。」
ティタン王国侵攻軍の兵士である。
2章「湧き上がる力」に於いて、インヴェーダーに攫われたエライザを助けに来たタカシとコブシに戦いを挑まれる。優勢に戦うが、騎士の加勢で退けられる。プリーザはエライザが捕らえられた場所に来たタカシの前に、形態を変えて現れる。プリーザはインヴェーダーと戦う中で、力に目覚めたタカシと互角に戦う。
2章悪夢に於いて、タカシを呼び寄せる為にエライザを攫う。
エライザを救いに来たタカシの前で、真の姿に変わる。タカシと戦うが、最後に気功波の押し合いに負けた。
レナード
「……呼んだああ……?」
インヴェーダーの浮遊城ヘブンホールド潜入部隊隊員である。
6章悪夢に於いて、浮遊城ヘブンホールド潜入部隊は、ノームを脅して小型化したが、レナードは万一に備えて小型化せずに待機していた。ジャックとエイデンに浮遊城ヘブンホールド潜入部隊が遣られると、隊長らしきインヴェーダーの呼び掛けで現れる。レナードは、ノームを潰して妖精の小型化魔法を消そうと企てるが、ジャックとエイデンが爆弾を用いて滅ぼした。
ノームの発明家は、レナードが着ていた鎧の破片を素材にオーグマを造り上げた。
ベティ
「キャハッ!」
浄化機関第13軍団警務課の職員である。
短編「インヴェーダー潜入取材」に於いて、インヴェーダーの要塞前で、水着を着て遊んでいる。
歩哨曰く、警務課のマドンナでブロンド美女である。
トムソン
「黙れ!このままじゃ俺の抗体値がマズい事に成るんだ……
たった一匹で良いんだ、一匹だけ食べれば…………!」
浄化機関第13軍団の兵士である。
短編「インヴェーダー潜入取材」に於いて、トムソンは抗体値が悪いので、母船に送る汚染生物の標本を食べようとしたが、研究所の所長に軍規違反を咎められた。研究所の所長が説得を行うと、トムソンは抗体の接種を諦めた。
ヴィクター
「なあ、例の話……聞いたか?」
浄化機関第13軍団の兵士である。
11章に於いて、浄化機関第13軍団が占領した城塞の歩哨を行う。
ヴィクターは城塞に居る幽霊の噂をルカに話す。会話の最中に、幽霊の正体である城塞に最後まで残る抵抗者が、ヴィクターを密殺した。
ルカ
「また変な話、しようとしてるんだろ?」
浄化機関第13軍団の兵士である。
11章に於いて、浄化機関第13軍団が占領した城塞の歩哨を行う。
ヴィクターの話を、話半分に聞く。会話の最中に、ヴィクターが居る方向を向くと、ヴィクターが居ない。ルカはヴィクターを探すが、城塞に最後まで残る抵抗者がルカを密殺した。
記者
「よし、準備は出来た。
人類史に名を残す、最高の記事を書いてやる!」
短編「インヴェーダー潜入取材」の主役である。
特種を目指して、不穏な噂が流れる浄化機関第13軍団の要塞に潜入した。記者が書いた浄化機関第13軍団の記事は、多くの市民が関心を得る。そして、記者は大きな富と名誉を手に入れた。表彰式の前夜に祝杯を上げるが、記者の隠れ家にダークメイガスが訪ねて来る。ダークメイガスは記者の有益な記事を称えると、利用価値が消えた記者を洗脳した。
10章に於けるインヴェーダーの大規模侵攻で、記者は捨て駒に成るが、戦闘で正気に戻る。
11章に於ける攻城戦で記者は取材を行う。記者が戦場の写真を撮ると、騎士に爆弾を投げられた。記者は騎士に戦意は無いと伝えて、戦争に於ける真実の告発を騎士の前で宣言して去る。
ロバート
「……。」
短編「インヴェーダー潜入取材」で記者と電話を交わす者である。
記者の表彰式前夜に、電話を通して記者の記事が好評を得た記念に乾杯を行うが、急に誤り電話を切る。恐らくダークメイガスに、記者の隠れ家を知らせたと考えられる。
兵器
ミノタウロス
インヴェーダーが放った凶悪な化物
インヴェーダーが鹵獲した、現住生物である。
短編「リンのお弁当屋さん」に拠ると、食用に成る。因みに、カンタベリー産は不味いらしい。
ハーベスター
インヴェーダーの残酷な兵器
インヴェーダーが用いる生体兵器である。
ハーベスターの外見は、蚊と蟷螂を合わせた様な生物に、粘性の液体が付いている。液体部分に、現住生物を捕らえる。捕らえられた現住生物は、抗体を作る実験体か原料に成る。
騎士は2章、2章悪夢、10章、11章に於いて、ハーベスターと戦う。
インヴェーダークリスタル
玲瓏で不気味な輝きを放つ、赤いクリスタル
インヴェーダーが散蒔いている道具である。
使うと一時的に、能力が大幅に強く成る。また、莫大な力が有り、燃料としても優秀な物である。然し、使い続けると欲望が増幅して操られる。最後には魂が取り込まれる。力の源は魂であり、魂の補充も能う。詰まり、魂を力に変える蓄電池の様な物である。また、取り込まれた魂は周囲の者を取り込もうと誘う。
スーパーインヴェーダー
インヴェーダーの生体兵器である。
攻撃範囲が広い上に、即死級の攻撃を放つ難敵である。
短編「インヴェーダー潜入取材」に拠ると、インヴェーダーが変異した生物である。
スーパーインヴェーダーに成ると知能が下がるらしく、変異した直後に研究員を食べた。研究員は死亡したが、研究所の所長が実験に成功して完成した。11章「インヴェーダー研究所」に拠ると、スーパーインヴェーダーに成る二次変異は、インヴェーダーが望む結果では無い。
騎士は10章、11章に於いて、スーパーインヴェーダーと戦う。
ベータウェポン
インヴェーダーの兵器である。
11章に現れるベータウェポンは、素朴な指輪を用いて生体部品の活動を止めて弱体化を行い、松明などで障壁を作ると勝てる。