概要
『パワーレンジャー・ビーストモーファーズ』に登場するヴィラン。原作におけるメサイアに当たる存在。
モーフィングリッド掌握を企むコンピューターウイルス。第1シーズンではコブラのような立体映像で指示を出していた。
また第2シーズンではレッドレンジャー/デヴォンの父・アダム・ダニエルズの意識を乗っ取る事で暗躍していた。
その正体はなんと、『パワーレンジャー・RPM』で消滅したと思われていたヴェンジックス(
RPMに倒され、肉体は爆散したがコンピューターウイルスであるという特性を生かし、セルシストモーファー(ゴーフォン)に取りつくことで密かに生き延びており、後にグリッド・バトルフォースに渡ったセルシストモーファーを幼きネイト・シルバが研究していた際に秘かに蘇った分体、それがエヴォックスだったのである。
最終決戦前の戦いで、スティール(ビート・J・スタッグ)をデータ粒子に分解して殺害し、モーフXの採掘所でもあったタワーそのものを取り込み、モーフィン・グリッドと接続しただけでなく、メガゾードを凌ぐ巨大かつ圧倒的力を持つ体(メサイア・リブート)を手に入れた。
しかし、アダム市長に取り憑いた能力と、機械をハッキングする能力を持つにも拘わらず、スティールを取り込む際にわざわざデータに分解するという、彼らしくない行いに違和感を感じていたネイトが、それをきっかけに第1シーズンでエヴォックスがスティールの体を乗っ取ろうとして失敗した記憶を手繰り寄せ、人間のDNA、正確に言えば人間のDNAと融合したモーフXに対して拒絶反応を起こす体質を克服していないという弱点を看破されてしまう。
これにより、4人のレンジャーによりメガゾードの攻撃を介して、エヴォックスの内包するモーフXにレンジャー4人の身体と同化していたモーフXを流し込んで混入させるという決死の策を使われてしまう。
ネイトの読み通り、エヴォックスの巨体はこの攻撃で拒絶反応により自壊し始め、恐怖と怨嗟の雄叫びと共に消滅。かくして一度は地球を掌握したヴェンジックスは今度こそ滅び去った
同時に自分達の身体のモーフXを使い切ったレンジャー4人は変身能力を失い、データに分解したスティールはデータ化したDNA粒子がモーフXに集まり人間に転生することとなった。