「今日コソ、コノ世界二私ガ存在スル。私ダケガ!!」
CV:佐々木誠二
データ
全高:960.0m
重量:86400t
製造モチーフ:メサイア
その他のモチーフ:転送研究センター
推奨動作環境:地球上の全ての場所
メサイアカード:「06」「09」「12」
概要
ヴァグラスの首領・メサイアの最終形態。
エスケイプの専用メガゾードであるタイプζを核に、周囲の建物や転送された無数のメガゾードを吸収して更なる成長・進化を遂げた姿である。
これまでの骸骨のような姿から一転、重装甲を纏う王道的巨大ロボットのような姿となり、全身が赤いその外見には、かつてメサイアが転送研究センターをベースに起動しようとしていた時のデータが残っており、全長960mと言うスーパー戦隊シリーズの悪役でも桁違いの巨体を誇る。
主な攻撃手段は右腕のドリル状のクローによる単純な打撃と左腕からの電撃、そして全身から放つ衝撃波だが、その巨体に違わずどれも絶大な破壊力を有している。無論、防御力も圧倒的で自身の物質吸収能力も健在。
また頭部のバイザー状の装甲の内側には、人間のような2つの有機的なツインアイが存在しており、当初は隠れていたが後に変形して露出する。因みにこちらの両目も光線を放って攻撃が可能。
この姿への進化を果たした直後、自身の復活に力の限りを尽くしたエスケイプを用済みとばかりに吸収すると、その貪欲なまでの欲望で現実世界の全てと融合して支配する為、更なる進化を目論んで活動を開始。
上記の武器で暴れ回り、その絶対的なまでの力で先ずゴーバスターエースを大破させると、更に続いてゴーバスターキングをも凄まじい猛撃で苦戦させ、スタッグバスター以外のゴーバスターズを両目からの光線で変身解除に追い込み絶体絶命のピンチに陥れる。
然し、それでも諦めない5人は生身の姿でゴーバスターキングを操縦し、左腕からの衝撃波やツインアイからの光線で迎え撃つ。
これに対して5人は攻撃の爆風に紛れて合体を解除し、そこから改めて再合体したゴーバスターライオーが爆風の勢いとバスターヘラクレスのクレーンのサポートで加速した状態で突撃を敢行。
ブーストバスターソードを胸部に浅く突き刺されるも、「この程度では絶対な力を持つ自身には勝てない」と豪語するが、レッド達3人と3体のバディロイドがワクチンプログラムの力を集約した事でブーストバスターソードを深々と突き刺されてしまう。
そしてゴーバスターズ達のワクチンプログラムを収束させた決死のイグニッショントルネードを注ぎ込まれた為にその巨体の耐久力が限界を迎え、「私ハ…ァ…支配…スル…!支配ィイイイイィィイイ!!!!ウォァアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!」と言う断末魔と共に遂に爆散、それに伴い「06」「09」「12」のメサイアカードも砕け散り、メサイアの人格も完全に消滅する。
こうして現実世界の支配を目論んだヴァグラスの首領は、自身に運命を狂わされたにもかかわらず、未来への希望を決して諦めずに戦い続けた若者達の手によって永遠に滅び去り、13年もの長きに渡る戦いに終止符が打たれたのだった。
これでヴァグラスは完全に滅び、今度こそ戦いは終わったかに見えたのだが………
この先、最終決戦へ向けたネタバレ
カードの集めていたデータは全てバックアップ用の13番目のカードに転送されており、戦いの後でバックアップによって復活したエンターはそれを元に「新たなメサイア」として君臨すべく暗躍を開始するのであった。
関連タグ
特命戦隊ゴーバスターズ ヴァグラス メサイア(ゴーバスターズ)
究極の救世主:或る意味、当て嵌まっている。
メサイアセル:第一形態
転送研究センター:メサイアは本来この施設をベースに同様の巨人へと変貌する予定だった模様。
ヨゴシマクリタイン(ヴェンジックス):海外版では同一人物扱いで、メサイア・リブートが復活態となる。(サバンがハズブロに買収される以前から)『ビーストモーファーズ』は『RPM』の続編として展開する予定だったが、ラスボス同士の同一人物扱いで両作品が続編の関係を持つのが確定した。なお、ゴーバスターズ原作はゴーオンジャー海外版を意識した作風であり、続編構想は当然の流れだろう。
星王バズー:『電撃戦隊チェンジマン』に登場する敵組織の首領。こちらもシリーズ最大級の巨体を誇る。