概要
GIFの代替フォーマットとして作られたPNGはアニメーション機能を持っていなかった。そのため、アニメーションを扱える規格としてMNG形式がPNGから派生して作られた。しかしMNGは構造が複雑だったためにほとんど普及しなかった。そこでMozilla Corporationが新たに作った規格がAPNGである。
GIFアニメが256色しか扱えないのに対し、APNGは24bitフルカラーで扱うことができ、透過色を複数定義できる。
また、GIFに比べて圧縮率が高いため画素を保ちつつファイルサイズをさらに小さくできる。
これだけの利点を持っていながら、まだAPNGに対応しているブラウザは非常に少なく、現時点のメジャーな物ではFirefoxのアドオンとOpera、GoogleChromeの拡張機能でしか再生できない。
pixivにおいて
pixivではこのAPNGをアップロードすることができ、ごく少数ではあるがAPNGを扱った作品も見受けられる。
(ただしヘルプでは投稿不可能と書かれている)
発見当初はサムネイルからアニメーションを確認可能だったが、現在は画像のサムネイルをクリックしなければアニメーションしない。
APNG Edit
FirefoxでAPNGを製作できるアドオン、APNG Editについても解説する。
手軽にAPNGを製作するFirefoxアドオン。
しかし、最新版であるFirefox4.0以降では、非対応になっている。そのため、現在APNG Editを起動できるのは、旧バージョンであるFirefox3.6.16までとなっている。
GoogleChromeの拡張機能「APNG」
GoogleChromeでAPNGを対応させる拡張機能。
APNGを製作することは出来ない。
APNG support for GIMP
GIMPで、apng形式のファイルを扱うためのプラグイン。
gifファイルなどを変換するだけでなく、一からapngを作成することも可能。
関連タグ
APNG,Mozilla Firefox,Mozilla Thunderbird,アニメーション
関連イラスト
立体視と組み合わせた例。