概要
オーレンジャー専用に建造された、5台の高性能マシン。
いずれの機体も超力基地の地下にある、5つの古代遺跡に刻まれた伝説上の動物や古代の像をモチーフとしている。出撃に際してはチャリオットフォーメーションと呼ばれる形態を取る事が多い。
設計・開発は三浦参謀長の主導で行われていたが、その途上で新型メカ開発を嗅ぎつけたバラノイアの手により三浦が捕まってしまったため、その時点までで未完成だった部分は吾郎たち5人が作業を引き継ぎ、万が一の事態に備えて三浦が残しておいたマニュアルに従い完成にこぎつけた。
コックピットにはストレージクリスタルを装着するスロットが設けられており、装着によって性能が向上する他、オーレンジャーロボへの合体を可能とする。
一覧
スカイフェニックス
オーレッドが操縦するフェニックス型の超力モビル。前述の古代遺跡のピラミッドに刻まれているフェニックスを模したもので、オーレンジャーロボへの合体時には頭部「ヘッドモード」を構成する。
主武装は嘴から発射する光線で、初登場時にはオーレッドが機体上部に立って直接敵機に攻撃を仕掛けたこともある。またジャイアントローラー登場後は機体内部にこれを格納し、現場まで輸送する役割も担う。
フェニックスは古代エジプト神話に登場するベンヌ(ベヌウ)にルーツを持ち、後にギリシアやローマへとその話が伝わるにつれて、現在語られるような「不死鳥」としての伝説が形作られていったとされる。
グランタウラス
オーグリーンが操縦するバッファロー型超力モビル。超力の古代遺跡の神殿に刻まれたバッファローがモチーフで、オーレンジャーロボへの合体時には腹部「ミドルモード」を構成する。
頭の角から発射する「タウラスビーム」と、突進攻撃「タウラスアタック」が武器。
チャリオットフォーメーション時にはドグランダーを牽引、この状態を「タウランダー」と称する。
紀元前20世紀頃に地中海に栄えたミノア文明には、牛に纏わる文化があったことでも知られており、前述の神殿もやはりギリシア様式という共通項を持つ。
ダッシュレオン
オーブルーが操縦するスフィンクス型超力モビル。超力の古代遺跡のライオン型巨像がモチーフで、オーレンジャーロボへの合体時には上半身「アームモード」を構成する。
額の銃口から発射する「レオンショット」と、噛みつき攻撃「レオンクラッシュ」が武器。チャリオットフォーメーション時にはモアローダーを牽引、この状態を「レオローダー」と称する。
作中では当初この2台のみがほぼ完成状態だったため、裕司と桃が独断で出撃し、マシン獣を迎撃したこともある。
ドグランダー
オーイエローが操縦する土偶型超力モビル。超力の古代遺跡の遮光器土偶型石像を模しており、オーレンジャーロボの左足「ボトムモード」を構成する。
上部ユニット側面のバルカン砲「ドグバルカン」と、機体両側面の大口径ビーム砲「ドグランチャー」が武器。
モアローダー共々、チャリオットフォーメーション時に使用される牽引用の特殊チェーンを、機体下部に格納している。
モアローダー
オーピンクが操縦するモアイ像型超力モビル。超力の古代遺跡のモアイ型石像を模しており、オーレンジャーロボの右足「ボトムモード」を構成する。
上部ユニットに装備された「モアキャノン」と、五連装ミサイル砲「モアランチャー」が武器。
前述の通りチャリオットフォーメーションで出撃するのが基本だが、ドグランダー共々牽引に頼らず自走することも可能である。