概要
本作の主人公的存在であるナナの想い人、もといストーカー被害者となる人物。
人物像
普段はとある中学校の教師で、学校でも職場でも人望は厚く、妻や娘の歩美と息子の学からも慕われている良き父親。
しかしその裏では、SNS上で芸能プロデューサーを騙り、卯野森日陽をはじめとするアイドル志望の少女(主に女子中学生)を脅して恥ずかしい写真や動画を集め、性的欲求を満たす筋金入りのロリコン。
来歴
ナナとの出会い
いつものようにSNSでアイドル志望の少女を探していると、ナナという三つ編み眼鏡っ娘の少女に目をつけ、声をかける。
しかしあろうことか、ナナが重度のおじ専であり、自分に対して本気で惚れてしまったことを知ると、これまで自分が目をつけてきた少女達とは一味違うことに困惑してしまう。
更にナナが自分の素性を既に調べ上げていることに驚き、自分のフェイク動画を作る等、自分に対して執拗に迫る彼女に恐怖を覚え、精神的に追い詰められていくことになる。
人生の崩壊
ナナと直接会ってフェイク動画と一緒に元データの動画を消すよう頼もうとした途端、連絡がつかなくなってしまう。しかしその後日、女子中学生でなく中年女性としての正体を現したナナ本人が突如自宅に訪ねてくる。
佐伯の妻は夫の同僚が訪ねてきたと勘違いし、家に招かれたナナは佐伯の部屋で過ごすことになり、佐伯はフェイク動画と元データの動画を消して欲しいとナナに土下座をしてまで懇願するも聞き入れてもらえず、更に目を離したほんの隙にSNSでナナ以外にも複数の少女達に手を出していたことをナナに知られると、発狂したナナが暴れ出してしまう。
騒ぎを聞きつけたやって来た妻や子供達も、発狂するナナと彼女を取り抑える父のその異様な光景に驚き、妻の通報で警察が駆けつけることになり、佐伯はナナを抑えている内に彼女の強烈な頭突きで気絶させられるが、目を覚ました頃には既にナナが連行されると同時に自身のこれまでの悪行が家族や警察にバレてしまい、そのまま逮捕されることになる。
そして、この一連の事件はしばしの間ネットニュースで大きく注目されることになった。
その後
佐伯は逮捕されたその後、直接登場はしなくなったが、ナナは佐伯が逮捕されたその後も彼に執着し続けているため、以降の回でも「ナナの想い人」として度々名前が挙げられている。
そしてナナが、SNSで馬場園かりん等をはじめとする、(佐伯と関わるのかも分からないような)あらゆる少女達をターゲットに「佐伯先生を誑かす悪い女達を全員始末する(悪い女狩り)」という完全に常軌を逸した行動に出るようになってしまった。
尚、佐伯は一年後には既に釈放されたらしく、(既に離婚しているのかは不明だが)一人寂しく小さなアパートで暮らしている様子が描かれている。ただし、ナナがその一年後でも未だ佐伯に付きまとっているのかは不明。
余談
日陽をはじめとする、SNSで佐伯と関わった被害者の少女達がナナの悪い女狩りのターゲットに含まれているのかは不明だが、彼女達のその後については、別のエピソードで描く予定(参照)とされており、今後再登場する可能性は高いと思われる。