登場話数:第6話「強敵 頭脳マシン」、第7話「完成!! 超力ロボ」
概要
バラブレインの分身である巨大マシン獣。二条樹里曰く「バカデカマシン獣」とも。活動の際には、バラブレインの右目から分離した銀色の球体が巨大化し、さらに自動車などと融合することでボディを形成する。
漆黒のボディ、それに背中の突起が形作る星型のシルエットが特徴。この背中の突起は、バラブレインと同様に銀と赤のツートンカラーで塗り分けられており、ここでも彼の分身であることが強調されている。頭部は透明なカバーで覆われた、無数のセンサーらしきパーツの数々で構成されているが、それとはまた別に胸からも顔が生えているという特異なフォルムの持ち主でもあり、前述の銀色の球体もその額の部分に収まっている。
上記した形成過程から、そのボディはサンダーウイングに搭載された超力砲すら通用しない強固さを備えており、戦闘時には全身から破壊光線を発射する他、背中の突起を飛ばしたり、巨大な球体となって転がる攻撃を繰り出す。
さらに、核となっている銀色の球体が残っている限り、いくら破壊されても元通りに復元できるという厄介な特性も有している。しかしこれはその銀色の球体が破壊されると復元はおろか、本体たるバラブレインにまでも致命的なダメージが及ぶという弱点にもなっている。
デザインは本体のバラブレインと同様に森木靖泰が担当。星型を意識した、シルエット重視のデザインが志向されている。また頭部については(制作サイドからそういった発注があったかどうか定かでないと前置きした上で)ロビー・ザ・ロボットからの影響を受けていることが示唆されている。
作中での動向
U.A.O.H.とバラノイアとの間で、5台の新型メカ超力モビルの開発を巡る駆け引きが展開される中、三浦参謀長を捕えてその所在を吐かせようと目論むバラブレインによって出現。
先んじてタコンパスと交戦していた、裕司と桃の操縦するサンダーウィングの超力砲を物ともせず、逆に光線で迎撃してこれを撃墜。さらに地上でバーロ兵と交戦中であったオーレッド達も文字通り一蹴する。
邪魔なオーレンジャーを撤退に追い込んだ後、バラセパレートはバラブレインの命令により市街地を破壊、その様子を見せつける事で三浦参謀長の口を割らせようとする。裕司達は独断でダッシュレオンとモアローダーを出撃させ、バラセパレートに立ち向かうも、背面の突起を飛ばしての攻撃や、左手からの光線で2台のメカを圧倒、さらに球体形態に変形して窮地に追い込んだ。
この間、レッド達に三浦参謀長を奪還されてしまったため、その逃亡を阻むべく今度はレッドの乗るジープを追撃。さらに三浦が再び囚われの身となると、バラセパレートも市街地での破壊活動を再開し、バラノイアからの降伏勧告と合わせてオーレンジャーに揺さぶりをかけた。
しかし5人は降伏勧告に応じず、彼の意志に応えて超力モビルを完成させて彼を救い出すべく出撃に及んだ。バラセパレートも専用のタコンパスを駆るバラブレインと共に迎撃体勢に入り、スカイフェニックス以外の4台の超力モビルにダメージを与えるも、超力の導きによって5台の超力モビルはオーレンジャーロボに合体、両者の戦いはロボ同士の肉弾戦へともつれ込む。
やがて激戦の末にスーパークラウンソードの一閃を受けて四散するも、銀色の球体が生き残っていたため、ボディを復元しようと散らばっていた残骸を吸い寄せようとする。しかしその隙をオーレンジャーが見逃すはずもなく、必殺のクラウンファイナルクラッシュを叩き込まれて再生することなく崩壊。それに連動してバラブレインもダメージを負って爆散し、バラノイアによる超力モビル開発阻止の陰謀は頓挫するのであった。
関連タグ
ダラダラ:『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する敵怪人の一体。大元が組織の首領であるという相違点も見られるものの、「他の怪人と連動した分身」という点でバラセパレートとの共通項を有する