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概要

「パンドラボックス」とは『ドラえもん』のひみつ道具のひとつで、TC第19巻に収録された「パンドラのおばけ」に登場する。

外観はアンティークな模様がある紫色の箱で、この道具は意志が弱い人の忍耐力を鍛えるためのもの。

ボタンを押すと24時間どんな事があっても箱を開けてはならず、もし開けてしまうと不気味なお化けが出現して憑りつかれてしまう。

この道具の恐ろしいところはパンドラボックス本体の力によって、偶発的に箱を開けてしまいそうな状況が次々と発生する、以下はその一例。

  • パンドラボックスの外観に見惚れて中身が気になったりカブトムシを虫かご代わりに開けさせようとする
  • 部屋に置きっぱなしにして外出しようとするも手提げ袋にパンドラボックスが入ってそのままのび太についてくる
  • ジャイアンが開けそうになるも余裕な姿勢だったのび太を見てスネ夫から開けられそうになる
  • しずかちゃんが作ったカボチャパイを入れる容器として彼女からおねだりされる
  • 警官からパンドラボックスに似ている宝石箱を確認するため職務質問されて開けてもらうよう催促される

上記によってのび太は何度も箱を開けそうになるも辛うじて耐えてきたが、最後は箱を物置に隠そうとしたところをママに見られた事で、開けるよう強制してきた彼女の威圧に耐え兼ね、泣く泣く遂に開けてしまう。

のび太はパンドラボックスのお化けに憑りつかれてしまうが、本人は「ママよりマシ」と諦め混じりの納得をしており、ドラえもんを唖然とさせるオチで終了した。

なお、いざお化けに憑りつかれるシーンや、それによるママのリアクションは丸々カットされた為、どの様なものだったのかは不明。

出現したお化けも見た目こそ不気味だが大人しそうであり、単に一定時間憑りつくだけで特に害はない可能性もあるため、あくまでも使用者の意志を鍛えるのがパンドラボックスの本質かもしれない。

関連タグ

ドラえもん ひみつ道具

強いイシ:意志の弱さを鍛える目的なのがパンドラボックスと共通しているが、こちらは一度でも設定すると目標を達成するまで怠けると石から殴打されるため下手したら命に関わる危険性もはらんでいる。

つめあわせオバケ:ひみつ道具の中にお化けが入っているのが共通しているが、こちらは使用者の手助けをしてくれる。