ジャイアン・スネ夫「あの別荘はオバケ屋敷だったんだ((((;゚Д゚))))」
概要
てんとう虫コミックス31巻及び、藤子・F・不二雄大全集第10巻に収録。
小型の墓石型の道具で、上部の栓を抜いて軽く振ると、中から様々なおばけが出てきて使用者を助けてくれる。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1995年8月18日放送、水田版は2006年7月28日及び2021年8月21日放送。
1995年版
- 冒頭で泣きながらのび太帰ってきたのび太に「たまにはどんなに悲しく辛いことがあっても楽しく帰って来られないの?」とドラえもんは提案し、のび太も一応ドラえもんの言う通り明るく楽しそうにもう一度部屋に入ってきてこれまでの経緯を話すが、途中で泣き出してしまった。
- のび太がドラえもんに話したことは回想シーン付きで描かれている。
- ドラえもんは最初につめあわせオバケから垢嘗めを出して風呂を掃除させている。これでママから感謝されのび太たちはお小遣いをもらい、明日持っていくお菓子を買うために外出したところ雨が降り出したので、唐笠おばけを出して雨をしのいだ。
- スネ夫のママがのび太たちを乗せ別荘まで移動する下りが追加されており、その中でスネ夫は皆に自慢話を聞かせている。この他、近道で入った道の先の沼地で落とした水筒を河童に拾ってもらう下りや溝に落ちたタイヤを大入道に助けてもらう下りも追加されている。
- のび太が砂遊びをしている最中にドラえもんはこっそりのび太の様子を見に来ていて、楽しくなさそうなのび太につめあわせオバケを使うようアドバイスしている。これでのび太は砂かけ婆を出して巨大な船の砂アートを作っている。また、この後呼び出した海坊主を使って立ち泳ぎも手伝ってもらっている。
- 肝試しのルールは奥に置いてあるスネ夫のテレカを1枚持って帰ってくること。また、スネ夫は墓場に入っていく際、「オバケなんかこわくない~」と歌を歌っている。
- ジャイアンとスネ夫を探すために出したオバケはのび太が出しており、このオバケたちを見て震え上がったジャイアンとスネ夫は別荘に駆けこんでいる。一方のび太は「ドラえもんも来たことだし明日も肝試し大会をやろうよ」と冗談半分に提案しているが、すぐにジャイアンが明日はトランプにしようと話題を変え、ドラえもんも「僕もトランプの方がいいな。みんなでできるもんね!」と賛成している。だが、のび太は「残念だな。僕、肝試し大会大好きなのに」とまた冗談半分で言っているが、すぐドラえもんから「よく言うよ。怖がってたくせに(笑)」とツッコまれている。
2006年版
- 今回は初めから雨が降っている様子が描かれている。
- のび太は海坊主を使って様々なポーズを取りながら泳いでいる。
- のび太はしずかから「のび太さんて暑さに強いのね」と言われた際、「夏の男だからね!」と自画自賛している。
- スネ夫のママがスネ夫たちを心配して危ないことはしないよう注意する下りはカット。また、肝試しのルールは境内を抜けて本堂に着いたら賽銭箱の上に置いてある古い茶碗を一つ取って墓地を抜けて小さい鐘楼の上に茶碗を置き、帰りは鐘楼の裏を回って帰ってくるというもの。
- ジャイアンは帰ってきた時、「オバケを捕まえそこねた」と冗談を言っており、しずかは虫たちの鳴き声が気持ちよかったので怖くはなかったと答えている。
- のび太はしずかの元に帰ってきた際、互いに抱き合うような雰囲気で帰ってきたが、ドラえもんのどこでドアに邪魔され、これに衝突しぶっ倒れてしまった。
- ラスト、オバケたちは別荘の周りを徘徊するだけでなく、1995年版と同様にジャイアンとスネ夫の前にも姿を現している。
2021年版
- 冒頭、空地でスネ夫が皆を別荘に誘う回想シーンが追加。
- ジャイアンとスネ夫がのび太を脅かすために準備した道具は半魚人のお面と竿で釣った死神の人形。
- のび太の泣き言のうち、「おしっこまらすんだ」の部分は「かっこ悪いとこ見られちゃうんだ」に変更。
- のび太が別荘に行っている間、ドラえもんは烏天狗にうちわで仰いでもらっていたが、もっと強く仰ぐように言ったため、外に飛ばされてしまった。一方別荘では暑さを紛らわすためにスネ夫が皆に怪談を話していたが、怖がっていたのはのび太だけだった。
- その後のび太たちはババ抜きをしているが、のび太はスネ夫と一騎打ちになった際、目目連を呼び出しジョーカーの札がどちらか教えてもらっている。ちなみにこの時ドラえもんも家で烏天狗、唐笠おばけ、お菊さんとトランプをしている。
- 肝試しのルールは大きな木の横を通って分かれ道の内、大岩がある方へ行き、最後に墓場を通って戻ってくるというもの。
- のび太は墓場まで道案内してもらおうと一つ目小僧を出している。