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城塚翡翠シリーズの編集履歴

2022-11-27 22:26:49 バージョン

城塚翡翠シリーズ

じょうづかひすいしりーず

城塚翡翠シリーズとは、相沢沙呼による日本の推理小説のシリーズである。

概要

『城塚翡翠シリーズ』とは、相沢沙呼による日本の推理小説のシリーズである。講談社より2019年9月から刊行されている。装画は遠田志帆が手掛けている。


著作である青春小説『小説の神様』の映画化が決定したとき、代表作がミステリではなくなってしまうことを危惧した相沢は、当時「マツリカ」シリーズ第3作の『マツリカ・マトリョシカ』が第18回本格ミステリ大賞の候補作に選ばれたこともあって、自分なりの本格ミステリを書こうと決意。デビュー作から日常の謎と呼ばれるジャンルを扱ってきたが、今こそ殺人事件を書くときかもしれないと思い、『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を書きあげた。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は第20回本格ミステリ大賞受賞などミステリランキング5冠を獲得し、高い評価を得た。その後、中編を集めた第2作『invert 城塚翡翠倒叙集』が2021年に刊行され、2022年に第3作『invertⅡ 覗き窓の死角』が刊行された。


『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を書く以前、相沢は城塚翡翠をクローズド・サークルなどの本格ミステリの舞台で活躍する探偵か、『古畑任三郎』のような倒叙ものの探偵にしようと考えていた。シリーズ第2作ではクローズド・サークルの長編のプロットを組み立てていたが、担当編集者から「なるべく早く続編を」と急かされ、読者の熱が冷めないうちに応えたいという思いもあり、中編を集める構成へと切り替えた。


2022年に日本テレビ系の日曜ドラマで実写ドラマ化された。第1話~第5話が第1作を原作とし、第6話以降は第2作が原作となる。主演は、清原果耶。主題歌は、福山雅治の「妖」。


登場人物

本作の主人公。20歳くらいの容姿端麗な女性。黒髪で瞳は翠色。

自らを死者の言葉を伝えることができる「霊媒」と名乗り、都心のタワーマンションに仕事場をかまえ、無償で死者に関する相談に乗っている。

香月に、自分は普通の死を迎えることができないと予感を告げる。

…が、実は霊能力にほとんど頼っていなかったことを第1作にて自ら告白。推理の大部分を洞察力と推理力で行い、これまでの事件を解決させており、すっかり霊能力を信じ込んでしまった香月を唖然とさせた。第6話以降はかなりの捻くれ者と化しており、真相手にイタズラすることもしばしば。


有名な推理作家。大学時代は写真サークルに入っていた。

過去に自身の小説が現実の事件で模倣され、作家の視点で気づいたことが犯人逮捕につながり、それ以降も警察に非公式で捜査協力を求められるようになった。

翡翠の力を借りながら、論理的に推理して事件を解決していく。実写ドラマでは、ストーリーテラーを務める。

…という顔は実は表向きであり、裏の顔は「透明な悪魔」と呼ばれる殺人鬼。動機は本人曰く「実験」であり、そのきっかけは誤って実姉をナイフで刺し殺害してしまったという出来事であった。最終的に鐘場ら警察の手によって逮捕された。


警視庁捜査一課の刑事。階級は警部。

香月に捜査が行き詰まった事件の捜査情報を提供し、アドバイスを求める。その過程で、城塚に捜査の協力を依頼することになり、それ以降も彼女に協力を求めている。

…が、実は香月に捜査を依頼する以前から城塚と親交があり、度々捜査を依頼していた。


翡翠の助手をつとめる女性。翡翠と同居している。誰よりも翡翠のことを心配しており、以前の失敗から翡翠に苦しい思いをさせないために降霊をさせないように香月に求めていた。

第6話以降は、彼女が翡翠の実質的な相棒ポジションに就任しており、捻くれ者の翡翠に対して唯一タメで話したりツッコミを入れたりできる人物となっている。おそらく、こちらが本来の性格かと思われる。



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小説 推理小説 城塚翡翠 相沢沙呼

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