概要
ミズカマキリ（水蟷螂）はカマキリに似た姿をしているが、カメムシの一種の水生昆虫である。
※イラスト中央
同じカメムシ目の水生昆虫であるタガメやコオイムシが、環境悪化により個体数を減らしている中、同目では最も飛行能力に優れているために生息可能な環境にすぐさま移動できる。
そのためか、シベリアから東アジア、東南アジアと広範囲に生息しているのだという。
しかし泳ぎは他の水生昆虫より苦手であり、体長ほどもある2本の呼吸管を水上に出し、枝や水草などに捕まって擬態し、近づいてきた昆虫や魚、オタマジャクシなどを鎌状の前肢で捕獲し、口吻を突き刺して消化液を注入して溶解した肉を長時間かけて食べる。
