藤原角光

ふじわらのかくみつ

『とりかえ・ばや』のキャラクター。

人物

官位は右大臣。作中では右大臣とよく呼ばれる。

物語開始時は弟の丸光より上の位であったが朱雀帝が譲位。

新帝即位した際には貴族たちが子供に代替わりを行い、左大臣兼関白であった父の大殿から位を譲られるかと思いきや…。

なんと弟が位を譲られ、自身の上司となってしまう。

朱雀院と帝には自身の娘麗景殿と梅壺を入内させているが懐妊する兆しがない。

これに焦り右大臣は梅壺に対し子供が生まれていれば自分は今頃関白だったと叱責するが彼女の殺気を感じ取り逃げ出す。

(梅壺は入内して十年以上経っており、本人も気にしている。麗景殿は朱雀院が病弱なため子供を望むのは難しい)

弟の左大臣家が繁栄していくのに危機感を持った右大臣は溺愛している末娘の四の君を沙羅双樹の妻にするため、弟に土下座をしてまで頼み込む。

宮中に沙羅双樹と睡蓮が不在中には女東宮の尚侍として三の君を送り込むなど抜け目ない時もある。

ただし、娘たちが問題を起こすなど散々な目にあっている。