神林春人
かんばやしはると
イメージ声優:近藤隆
概要
警視庁公安部特別分室(プリキュア対策課→のちに洗礼教会対策課)に民間協力者として参加している16歳の少年で、セキュリティキーパーに変身する高校生探偵。
容姿
私服は青や紺を基調としたスーツにネクタイと言った大人向けのコーデを着こなしている。きりっとした表情の好青年で、プラチナブロンドの髪が特徴。
性格
イギリスのロンドン在住だったが、インターナショナル・ハイスクールから日本の高校「都立帝京高校」へ転校、第48話で再びロンドンへ帰る。イギリスへの貢献度の高さから、イギリス王室よりナイトの爵位を与えられている。
一人称は「僕」で、二人称では年上であるという事からリリス達をほとんどの場面でフルネームで呼んでいる。
家族構成は、父親は警視庁公安部公安部長の神林敬三。母親の暦は春人が6歳の頃に若王子素十九が率いたカルト教団が起こした地下鉄テロ事件の犠牲となって死別している。その為、現在は父親と執事の武者小路幹彦と田園調布の一等地で3人暮らしをしている。暦の形見の十字のペンダントは春人が肌身離さず身に着けている。
性格は冷静沈着だが気障であり、かつ傲慢。一方でノブレス・オブリージを地で行く責任感の強さの持ち主で、内側には熱い正義を秘めている。プライドが高いゆえに、当初は自分のやり方とは異なり何事も腕っ節で解決するもののなるべく犠牲者を出さずに片をつけようとするディアブロスプリキュアを疎ましく思っており、「悪魔のくせに人間の世界を護っている変わり種の集団」であると評していたが、使い魔誘拐事件で見せたディアブロスプリキュアの団結力を前にして、見下していた彼女達を「今の時代に必要な黒い正義」と認めた。また、イフリート事件後は積極的に彼女達と共闘する場面が増え、後半からは彼自身も「ディアブロスプリキュア」の一員として洗礼教会から世界を守るために戦った。
普段は近づきがたい雰囲気を纏いつけているが、和解した後のリリスらには時折冗談を言ったりクールなツッコミを入れるなど、わりと茶目っ気もある。朔夜同様にイケメンで昔から女子にモテるが、大抵の女子が外見目当てである事を見抜いている為、普段から大して意識はしていない。逆に自分の事を外見ではなく中身で判断するはるかには口には出さないが好印象を持つ。
朔夜とは情報交換と言う名目で、SNSを介して連絡先を交換している。また、当初自分の名前をフルネームで呼んでいた朔夜に「春人」と下の名前で呼ぶように言った。
ディアブロスプリキュア以外の交友関係は作中ほとんど明かされていないが、本人も友達は少ないことを自覚している。そんな中で、同じ高校に通うクラスメイトの旭丘竜之助とは気が合うところが多く、よく一緒に帰宅している。また、ベルーダとはリリス達とは別ルートでかなり前から繋がっており、彼の口利きもあり新設された警視庁公安部特別分室のオブザーバーとして参加できたという経緯がある。
文武両道であり「三天の怪物」と渾名される生粋のエリート。拳銃と警棒を同時に使いこなす事が出来、当初は朔夜ですら戦慄を覚えるほどだった。鋭敏な頭脳に加え、天才的な推理力・観察眼を持つ。実は、春人の母・暦は没落した「元72柱」セーレ家出身の悪魔であったことが明かされ、春人の人間離れした潜在能力を裏付けている。
はるかと同じく落語鑑賞が趣味。子どもの頃から笑点だけは欠かさず見続けているらしく、それにちなんで彼が言う冗談も洒落がほとんどである。
外見のモデルは「まじっく快斗」に登場する白馬探で、性格のモデルは「銀魂」に登場する佐々木異三郎と、「家庭教師ヒットマンREBORN!」に登場する「雲雀恭弥」。
セキュリティキーパー
第15話の終盤で初登場。神林春人が、多機能型ハンドガンSKバリアブルバレットを使用したことで変身した姿。変身時は「実装!」の掛け声を掛けて音声入力し、ハンドガンの引き金を押しコールすることで、スーツの材質が微粒子状に分解・転送され、それが所持者の表面にて定着して一体化し、スーツとヘルメットが形成されることで変身が完了する。基本的に変身後の名乗りはしない方だが、後半からディアブロスプリキュアと一緒に変身した際「非道な悪事に正義の鉄槌下す者。その名はセキュリティキーパー」と名乗るようになった。
多機能ハンドガン「SKバリアブルバレット」と、特殊警棒「SKメタルシャフト」を武器としている。
銃と警棒を両方同時に使用する戦術を得意とし、春人自身の人間離れした極めて高い能力に彼自身の冷酷な性格(良い意味で正義感が強い)が相まった事でバスターナイトをも一方的に圧倒するだけの戦闘能力を発揮する。
イメージモデルは「宇宙刑事シャイダー」。武器のイメージは「特捜エクシードラフト」。
通常技
フォトンブラスト
SKバリアブルバレット表面の番号を【3】に設定し発動する。「Photon Blast」の電子音声と共にオレンジ色の光弾を単発で発射する。
レーザーパルス
SKバリアブルバレット表面の番号を【4】に設定し発動する。「Laser Pulse」の電子音声と共に高速レーザー光線を発射する。単発だけでなく連射も可能。
必殺技
バニシングハンマー
SKバリアブルバレット表面の番号を【5】に設定し発動する。銃身部分から3つあるシリンダーが伸長し、そこから円錐状の白いポイントマーカー光を放って目標をポイントし、跳び蹴りを叩き込む。発動時の予備動作として、春人はかがんで腰を落とし右足に重心を乗せてチャージ完了まで待機した後、ジャンプして前方一回転し空中で右足のポインターを標的に向けロックオンする。
コンビクションカッター
SKメタルシャフトから放つエネルギー波で標的を拘束して一刀両断する。SKバリアブルバレット表面の番号を【6】に設定し発動する。
セキュリティキーパー・アサルトバース
第40話終盤より登場した、セキュリティキーパーが使用する強化装備。凶悪化する洗礼教会の脅威に対抗するために開発された新装備であり、様々な面で通常のセキュリティキーパーシステムを上回る機能を持つ。通信・情報処理機能など多機能であり、それゆえに扱いが難しい。変身時は赤のボディスーツから青へと変化する(バスターナイトの中間強化形態であるスタイル・クリムゾンデュークとの対比を兼ねている)。
多機能マシンガン「SKバリアブルリボルバー」を主要武器とする。また、背部にはマルチユニット・フライング・フローターを装備しており、装着者の「飛行ユニット起動」のコードを認識する事で、「Flying Floater Take Off」の電子音声と共にユニットが起動し、ジェット噴射で空中での飛行が可能となる。
アサルトバースの英語表記はAssault Verseで、イメージモデルは日本の警察の特殊部隊「SAT(特殊急襲部隊)」の活動服から。
感知システム
スーツの頭部右側に増設された装置。暗視カメラ、熱感知システム、透視システムを複合したもので、光学迷彩で姿を隠した敵も即座に発見できる。
SKインカム
頭部左側に増設された通信システム。回線は特別分室本部とも繋がっており、様々なサポートを受けられる。
アサルトバースベスト
胸部に増設。特殊超合金を何層にも重ねた強化プロテクターで、通常のプロテクトスーツを遥かに上回る防御力を発揮する。左胸部分にSKライセンスをセットする為のホルダーがある。
レッグアーマー
脚部に増設。アサルトバースベストと同じ強化装甲であり、ジャンプ力やキック力を強化する機能も備えている。
必殺技
ジャッジメント・ブラスト
SKバリアブルマシンガンに「SKライセンス」をセットするとベルーダが開発した無限エネルギーが供給され、単体でクリーチャーやカオスヘッドを斃せる銃弾を放つ。