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後出しじゃんけんの編集履歴

2022-12-17 22:54:13 バージョン

後出しじゃんけん

あとだしじゃんけん

じゃんけんの際、相手より後で自分の手を出すこと。 相手の手より優位に立てるため、基本的には反則行為と見做される。 ただしこれを利用した頭脳ゲームもある。

後出しじゃんけんとは、じゃんけんにおける反則行為である。


概説

じゃんけんで、相手より後で自分の手を出す行為のこと。


じゃんけんはグー/チョキ/パーのいずれかを同時に繰り出すのが原則である。

このルールを破り、相手の手が出た後に自分の手を出して勝とうとする反則を指していわれる。

当然ながら、相手の手が出た後なので、後から出す方は一方的に勝てる手が出せるので、勝負の公平性が損なわれてしまうのが理由である。



頭脳ゲームへの応用

一方でじゃんけんのルールと後出しの意味を逆手に取った頭の体操も存在する。

それが「勝ってはいけない後出しじゃんけん」というもので、その名の通り先手の出した手に必ず負ける手を出していくというゲーム。


ボケ防止のために考案された遊びだが、「解っていても勝ちに行ってしまう」じゃんけんのルールに翻弄されるので、慣れないうちに連続で成功させるのは中々の難易度を誇る。


比喩として

比喩的には結果論だけで物事を批判、否定する姿勢”に対してこう言われることがある。

何か特定の計画や企画、あるいは誰彼の行動といった事柄において、それが失敗という結果に終わった場合、最初は誰も予想できなかった、できていたとしてもそうなる可能性は低いと考えられていた失敗要因をさも“(自分や皆は)最初から分かっていた”とか“こうなることは必然だった”かのように主張して対象を批判する態度が俗称として“後出しじゃんけん”呼ばわりされやすい。


他にも文章表現としては「後付けで出てくる卑怯に思える展開」への批判としても言われる。


分かりやすい例を出すと――

せっかく数々の準備と工夫で強力なボスキャラの能力を破ったと思ったら、そのボスがさらなる応用技や別の力を使ってまた主人公たちを追い詰めていった

…といったものがあるだろうか。

こうした展開は、通常なら「物語を盛り上げる仕掛け」として抵抗無く受け入れられるが、それも頻回に応酬されるとさすがに受け手も飽きてしまう

また物語の鮮度を落として展開が冗長に陥りやすくもなるため、あまり推奨される技法とは言い難い。


ただ、それも突き抜けてしまえば持ち味になることもあるため、何事も創意工夫とも考えられる。


関連タグ

じゃんけん

後攻 反則


  • パワーインフレ
    • 後出しじゃんけんのやり過ぎが招く事態。
  • BLEACH
    • その後出しじゃんけんを極めたことで、作品の醍醐味に昇華させた希少な事例。
  • グラップラー刃牙
    • 連載が続いていく中で、徐々に『BLEACH』にも負けないレベルの後出しじゃんけん漫画と化していった。最もこちらは最初から絶対的な天井があるので、インフレの加速度では穏やかな方ではある。
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