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ケサイ(動物)の編集履歴

2022-12-25 08:59:44 バージョン

ケサイ(動物)

けさい

氷河期に生息した絶滅したサイの仲間である。

概要

鮮新世後期(約370万年前)から更新世末期(約1万年前)のユーラシア大陸に生息したサイ科の哺乳類。正式な属名は「中空の歯」を意味するコエロドンタ(Coelodonta)。

現在までに4種が命名されており、最期の種であるアンティクイタティス種はケブカサイ(Woolly rhinoceros)と呼ばれている。


共存したマンモスと同様に寒冷地仕様に進化した結果、名前通りフサフサの長い毛に覆われていた。但しマンモスとは異なり、北アメリカには進出しなかった。

なおDNA研究の結果、現存する5種のサイの中では、同じく長い体毛を持つスマトラサイが最も近縁だと判明している。

クロサイシロサイと同様、鼻先に長い2本の角を生やしていたが、現生種とは異なり前方に傾いて生えており、左右に平たん化しているのが特徴。角には前縁に摩耗痕が見られたことから、餌を探して雪をかき分けるのに使われたとされている。


ケブカサイことアンティクイタティス種は、永久凍土から状態の良い化石が発見されており、ケラチン質故に通常化石に残らない角も保存されている。また、永久凍土からは他にも「コリマ」と名付けられた丸々一頭分の巨大な冷凍された個体も見つかっている。



関連タグ

哺乳類 奇蹄目 サイ科

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