概要
体長3.1~3.8m。尾長70㎝。肩高1.4~1.8m。体重0.8~1.4t。
同じくアフリカに生息するシロサイと対をなす意味合いでクロサイという名前が付けられたが、体色は黒というわけではない。
草を食べるために幅広な口を持つシロサイとは対照的に、上唇が尖っているのが特徴で、これを使い アカシア等の低木の葉を摘まむように食べる。そのため生息環境も、草原よりも低木の多い藪地を好む。多くのサイ同様に単独行動を好むが、雌と子供は10頭ほどの群れを作ることもある。
かつてはニシクロサイ、ミナミクロサイなどの亜種がいたが、現在はヒガシクロサイの一亜種が現存するのみとなっており、そのヒガシクロサイも近縁種同様、角を目当てとした乱獲で激減し、絶滅危惧種に指定されている。現在は野生個体は5500頭ほどだが、未だに密猟は続いている。
主な亜種
- ヒガシクロサイ(メイン画像)
- ニシクロサイ(絶滅種)
- ミナミクロサイ(絶滅種)