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白嶺亜莉亜の編集履歴

2022-12-26 21:17:24 バージョン

白嶺亜莉亜

しらみねありあ

月刊ドラゴンエイジの連載漫画『ストラテジックラバーズ』のヒロインの一人。

概要

主人公東山浩太が通う白嶺学園の生徒会長。現理事長の娘でもあるが、その立場に驕らず、実力と地道な働きで生徒会長に就任した才女。


容姿に加えてスタイルも良く、同年代の渚とアキには届かないがメリハリが利いた体つき。


人物

清廉潔白を地で行くような性格で、『みんなのために』を信念に『みんなの場所』である学園での不正を許さない。


その人格と聡明さは浩太も高く評価し、それ故生徒と教師からの人望も絶大。また、父も人格者で娘を特別扱いしないという、読者視点ではアキを始め浩太にマウント狙いのイジメをしたかと思えば、露骨な媚び売りしかしないクズやドブネズミと形容されそうな生徒ばかりの学園では極めてまともな人間。


それ故、東山の愛人選抜が行われるミストレスガーデンも所謂女が男に群がり、男が女を貪る様相を想像し、歪なシステムだと考えていた。


欺瞞

だが、読者目線や浩太本人からは当然のことだが「みんなのため」等と言いながら、彼女は浩太へのイジメを知りながらそれを助けなかった。浩太からはその件で教師とは違うベクトルで恨まれている。つまり、彼女もまた浩太へのイジメの加害者である。


そんな彼女にも転機が訪れる。東山グループの次期会長に指名された浩太が受けている愛人選抜……彼の同級生の斑鳩渚山田アキの参加を知りながらも、他の生徒達のようにゴマをすることはせず、あくまで戸村と同じく一生徒として接する。


「この学園はみんなのもの。貴方の政治に利用するためのものではありません。」

「このまま暴れるなら…容赦はしません…!」


他の生徒と違い、内心で浩太を助けなかった負い目がありながらもあくまで浩太の暴走を抑制しようとする。


信念の破綻と迷い

浩太への抑制を宣言してしばらく、亜莉亜が父の不正で生徒会長になったという疑惑が新聞部によって報じられた。白嶺学園では生徒の投票以上に教師からの票が重く、卒業後の進路においては生徒会に所属していただけでもそれは有利に働く。それ故、副会長の貴嶋零一はキャリア作りのために会長の座を欲していた。そこで、生徒会選挙の集計システムを操作し、それを亜莉亜が悪用して会長になったという疑惑をでっち上げて、自分が生徒会選挙で会長になるという自作自演を企てた。このシステムは理事長しか使えないものなので、亜莉亜の信用は揺らぎ、これまで尽くしてきた学園に裏切られた亜莉亜は失意に沈む。


自分が今まで尽くしてきたものに信頼されていなかった絶望を誤魔化すように欲望を発散させるが、それを折り悪くアキと情事に及んだ浩太に見られてしまった。そもそもこの痴態はアキに迫られ、押し切られた浩太を見ながらだったので完全に亜莉亜の自爆である。


「これは使える…!」


当然、浩太はこんな思いもよらないチャンスを見逃すはずがない。一方、幼い頃は厳格ながら優しい父のようにみんなに尽くせる人間になりたいと思っていた信念が最近では正しいのか分からなくなり、それを欲望を発散させて誤魔化していたが、よりにもよってそれをいやらしいという浩太に見られ、もし脅されたら自分もガーデンの女達のように犯されてしまうのではと恐怖したのだが……


「……でも、どうして」

「私…こんなに…ドキドキしているの―――……?」


生徒会選挙当日、浩太は結託していた貴嶋の計らいで副会長になれる算段をつけていた。貴嶋は亜莉亜にとどめを刺すために不正疑惑を抉り、憔悴した亜莉亜はもはやスピーチすら出来なくなった。が、今や学園の人気者(といっても、ただのゴマすりなのは明白)の浩太は不正疑惑などどうでも良いと述べ、


「そもそも教師の票が生徒より重い選挙の方がおかしいと思うが…」

「この学園の先生方は俺が苛められていたときも見て見ぬ振りをしていたからなぁ。そんな人達の票なんか要らないだろう?」


同時にこれまで溜まっていた教師への恨みと不信をぶちまけた。「みんなが本当に相応しいと思う人を会長に選ぶべき」、「やったかどうか分からない不正で、亜莉亜にしてもらったことをチャラにするのか?」と敢えて競争相手の亜莉亜を持ち上げるスピーチをして、浩太は選挙を辞退した。


そして、集計システムを操作したことが浩太にばれていた貴嶋はこれ以上荒立てれば暴露すると遠回しに脅され、結果亜莉亜は会長を続投する。


本音と贖罪

浩太は亜莉亜に面会し、アキにリストアップさせた要人との面会を頼む。図書室で見られた痴態で脅すのは分かりきっていた。生徒会長がそんな痴態を晒したとなれば、彼女の信用は完全に転落する。だが、亜莉亜は脅すより良い方法があると提案。東山の愛人選抜……


「私にも、参加させて欲しいの。」


が、浩太はこれを脅されるくらいなら表向き従順になって自分の軍門に降った方がリスクが低い程度にしか考えなかった。そもそも、いくら清廉潔白でも彼女だって実質は教師側つまり戸村とグルだった共犯者なのだ。信用するのがおかしい。加えて、今回の選挙を混乱させた犯人は…


「貴方が誘い出して、貴嶋にやらせたんでしょう?」


そう、貴嶋のでっち上げがそもそも浩太によって仕組まれていたのである。当初の浩太の筋書きは末愛に集計システムにハッキングさせ、貴嶋がそれに気付くように仕向け、亜莉亜を陥れて、生徒会長にして自分は副会長になる。その上で今回の不正をネタに貴嶋を脅して学園を裏から牛耳り、各界の要人達と接触するつもりでいた。隙のない亜莉亜よりは見え透いた野心家の貴嶋の方が御しやすかったのだが、思わぬところで亜莉亜の弱みを見つけたから浩太は計画を変更、標的を亜莉亜に変えて貴嶋を弱みを握って動きにくくするだけにした。


貴嶋と違い、聡明な亜莉亜は全てが浩太によって仕組まれていたことに気付いていた。それなら、尚のことミストレス候補になる意味などない。


「スピーチの…教師の票数のところ…貴方の本心だった。」


あの教師達への恨みと不信への追求。あれは亜莉亜が内心で抱いていた迷いと信念の破綻を決定的にした。「この学園の先生方は俺が苛められていたときも見て見ぬ振りをしていたからなぁ。そんな人達の票なんか要らないだろう?」つまりあれには遠回しに「生徒会に入るのに教師の票数がいるのなら、俺への苛めに協力していたお前達の信用なんかいらないね。」と教師達を非難すると共に彼の学園全体への憎悪と不信が凝縮されていた。


生徒会長という立場にいて、不正を許さないはずなのに「学園のため」と言いながら浩太への虐めを知りながら助けられなかった。否、助けなかった。


彼女は確かに公明正大だが、それが浩太への苛めにおいては悪い意味で作用し、それが信念の破綻を裏付けていた。浩太も全校への憎悪を認めるが、彼女にそこまで責任を追及するつもりはなかった。だが、それ以上に……


「私は…気付いてしまったの。自分の本心を。」

「人の役に立つ…それ以上にもっと、貴方の役に立ちたいって。」

「東山君、貴方のコマとして、私を躾けて欲しいの。」


「大勢の役に立つ。」、それが彼女の信念だったが浩太へのイジメなどをきっかけにそれが分からなくなった。だが、いくら次期会長の地位を得たとは言えあそこまで言った浩太を見て彼女も自分自身の在り方……「大勢の役に立つよりも、誰か特定の一人の役に立つ」という従属願望を募らせ、その証に生徒会室で濡れた股間を浩太に見せた。


愛人選抜参加

思わぬところで強力なコマが手に入ることとなり、浩太は彼女の参加希望を受諾してガーデンに連れて帰った。ガーデンのアットホームな雰囲気で、誤解をしていたと述懐するが実際は彼女の当初の印象も合わさった椅子取りゲーム会場で、浩太や実憂の存在で落ち着いているに過ぎない。


ある意味で期待外れだった図星を突かれた亜莉亜は早速、どうして欲しいか聞かれるが答えられない。ならば、主人の命令に従うしかないようにすれば良い。そして、脱ぐように命令され…


「はい…ご主人様…♡」

「私を…東山君のものに、貴方の女にして…!」

「私…貴方が思っているよりも…悪い子ですよ?」

「もっともっと…私を……汚してください。」


従属願望を徹底的に刺激された亜莉亜は浩太の命令に従い、純潔も奪われることを望んだ。主人としてミストレスの望みを叶えてあげ、更にアキも乱入してきた。学校では高飛車でしかも浩太を苛めていたアキが浩太に抱かれて乱れる姿を見て、亜莉亜はより浩太に抱かれることを望み、アキと共にこれでもかと言うほど浩太に抱かれた。


余談

彼女の痴態は年頃の少女としてはおかしくないのだが、生来の真面目さと信念故に彼女にとっては恥であった。ある意味、年齢相応の欲求を経験値が上の浩太の存在でより刺激されて、少々極端だが正直になったと言える。


浩太による苛めによる教師への不信は、現実のいじめ問題に対する学校側の鈍重或いは事なかれ主義のイジメの加害者とのグルというアンチテーゼや反論の1つであり、被害者による本音だろう。現実でこんな事を言えば、被害者がでっち上げの犯人にされる可能性が高いが、実際問題として教師も報復の対象になるといういじめ問題への作者の考えも描写される。


亜莉亜がされていたであろう脅迫もイジメの加害者への復讐としては1つの形である。


関連タグ

東山浩太 生徒会長


山田アキ…同じ学校の生徒で浩太へのイジメの実行犯で亜莉亜は間接的な加害者。イジメの加害者側の女が二人とも被害者の男に抱かれ、従順な女になるというある種の因果応報に遭う。


貴嶋零一…副会長だが、同じ外交官の家系で格上の亜莉亜を目の敵にして陥れようとするが、亜莉亜と違い全て浩太の手の上で全く気付かないまま弱みだけ握られて自滅した。浩太どころか亜莉亜とも勝負にならない小物だった。


清廉潔白公明正大…彼女の人柄を表す単語。これ故、年相応の自分の側面を浩太のミストレス候補になるまでは認められず、内心で浩太を助けなかった罪悪感も抱く。


痴女…彼女の年齢では無理がないのだが、彼女にとっては正にこれ。最も、ガーデンには本物の痴女が彼女の前任としていたのは本人も知る由もない。


ニーナ・アインシュタイン…学校で同様の痴態をさらすという共通点。最も、こちらは気付かれたのが盲目の後輩というある意味で命拾いしている。

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